完璧主義だと人生詰みますよ。完璧主義の恐怖の体験談①

あがり症克服

■完璧主義だと人生詰む

完璧主義だと、人生詰みますよ。

完璧主義ほど危険なものはないと思います。

誰もが、完璧だとカッコいいと思うと思います。

でも、それは間違い。

完璧を目指すなんて、これほどくだらないことはないんです。

今回は、私の実体験をもとに、完璧主義がいかに危険なものなのかを解説していきます。

 

■私のエピソード

私は、この完璧主義に長年苦しめられて来ました。

完璧を求めれば求めるほど、その完璧とはほど遠い結果に陥る。

緊張、失敗、重圧。

そんなマイナスと戦い、苦しめられ、結果、得られる物は何もありませんでした。

完璧主義に苦しんで、ボロボロになって、その完璧主義から脱却した私のエピソードをまとめてみたいと思います。

 

■きっかけは単純

完璧主義に陥った原因は、いたって単純です。

褒められると嬉しいから。

だって、「すごいね!」って言われると嬉しいじゃないですか。

そして、「すごいね!」って褒められると、次も褒められたくなる。

その次も、その次も、褒められたくなる。

最終的に、この後が怖いんです。

 

■嬉しいが重圧に変わる

完璧にやって「すごいね!」って褒められる。

それが続くと、自分の中に、変な自分のイメージが出来上がってしまいます。

「俺は、完璧にやって当たり前、褒められるのが当たり前」って。

そして・・・、

「すごいね!」って褒められなかったら、自分の評価はガタ落ちになる。

こんな妄想が頭をよぎるんです。

この瞬間、嬉しかったはずの完璧主義は、一転、重圧に変わるんです。

 

■仕事での完璧主義

仕事で、外部の方と交渉や打ち合わせをする機会が多くあります。

最初は、何の重圧もありませんでした。

その時は、交渉もうまくまとまり、気分よく職場に戻りました。

待っていたのは、賞賛の声でした。

「さすが、こんなにうまく交渉を進めるなんて!」

「交渉の記録も的確にまとまっていて、分かりやすい!!」

「仕事ができるってすごいね!!!」

もう、いい気分しかしないですよね。

「よし、次も頑張るぞ」

この時は、そう思っていたんです。

 

■嬉しさが重圧に変わる

早速、嬉しさが重圧に変わる瞬間がやって来ました。

別の交渉に向かう間際、変な緊張感に包まれたんです。

「前回褒めてくれた人を落胆させちゃダメだ、今回もうまくやらないと」

責任感なのか、エエカッコしいなのか、とにかく緊張感に包まれて交渉に。

そして、この時もうまく進めることができました。

職場に戻ると、前回にも増して賞賛の嵐。

「さすが」、「素晴らしい」、「やっぱりスゴイ」。

交渉前の緊張感、交渉後の安堵感のギャップのすごさに、内心混乱していました。

 

■更なる重圧に襲われる

またまた別の交渉がやって来ました。

この時には、もう重圧しか感じません。

「失敗したら自分の株が下がる」、「何としてもうまくやらないと」、「絶対に失敗できない」

もちろん、交渉は人相手です。

マニュアル通りにやれば成功するなんてことはありません。

自分が白と言っても、相手も白って言ってくれる保障なんてないんです。

そう、運ゲーみたいなもんなんですよね、実際は。

でも、完璧を求めてしまう自分。

「失敗は許されない、何としても成功させなければ・・・」

 

■細かく準備するも・・・

もう、自分で自分を追い込んで、ガチガチの重圧。

自分なりに頑張ったんです。

自分が白と言って、相手に白って言ってもらえるようにするにはどうするか?

相手に確認することを箇条書きでリストアップ。

会話のパターンを何種類も準備しました。

でも・・・

会話は人相手。

このブログで何度も書いていますよね、他人は変えられないって。

他人が思うように返答してくれるなんてないんです。

会話のパターンなんて、何千万、何億通りあるのか分からない。

AIだって予測できないでしょ。

結果、うまく行かなかったんです。

 

■襲って来る自己嫌悪

別に、交渉に失敗したわけじゃないんです。

思ったようにうまく行かなかっただけ。

普通の結果だったんです。

にもかかわらず、襲って来る自己嫌悪。

「あ~、俺の株は大暴落だ」

「俺ってダメだよな」

「穴が合ったら入りたい」

この自己嫌悪。

 

■自分の実力以上のことをしていた

結局は、褒めて欲しさに、自分の実力以上のことをしようとしていたんです。

そう、毎回完璧にこなすなんて、自分の実力では無理。

それをやろうとしているから、重圧がかかる。

「俺ってバカだから、何も分かんないんだよね」

こんな風に自分を卑下して笑っている同僚が、ものすごく羨ましく感じました。

 

■「ま、いっか!」

今は、完璧主義から脱却できました。

今に至るまでに、いろいろな本を読んだり、動画をみたり、セミナーに参加したり。

そして、「自分らしさが一番いいんだよ」って言うことに気付けました。

人間、誰でも失敗はします。

完璧になんてできない。

でも、知らず知らずに完璧主義に陥っていた。

考えてみてください。

実力以上に背伸びして、重圧でガチガチになってやる人と、

自分の実力の範囲内で、気楽に、自分らしくやる人。

どっちがうまく行く確率が高いと思いますか?

失敗して、「穴があったら入りたい・・・」って激しく落ち込んでいる人と、

大失敗したって、「ま、いっか!」って笑い飛ばす人。

どっちの人が魅力的ですか?

 

■完璧主義はやめよう

人生において、完璧主義程危険なものはありません。

「ま、いっか!」

自分らしく生きて行くことが、幸せを呼び、自分をキラキラと輝かせるんです。

完璧主義はやまめしょう。

何が合っても、「ま、いっか!」(笑)