考えて行動するクセをつけると3倍お得!

未分類

■なんとなく行動していませんか

人間は、毎日行動を繰り返して生きている。

意識する、意識しないに関わらず、数えきれないほどの行動をして1日を過ごしている。

朝起きる、家族にあいさつをする、着替える、なんてのはもちろん、

会社に行く、パソコン作業をする、会議に出て意見を言う、

帰りに寄り道をする、コンビニで無駄づかいをする、

帰宅してビールを飲む、酔っ払っていい気分で寝る。

自分の生活リズムを紹介したわけじゃないけれども・・・、

こうして見ると、なんとなくの行動を繰り返して1日を過ごしているんだなぁと実感。

 

■行動するときに、あるクセをつけてしまえば3倍お得

なんとなく行動しないで、意識して行動したらいいんじゃない。

そう、行動するときに意識すれば、自分の成長につながりやすくなるはず。

その上、その行動をする時に、ある“クセ“”をつけてしまえば、その行動が一気に3倍お得になるってご存じですか?

ドラッグストアのポイント3倍のセールには興味深々でも、自分の行動は何となくみたいな人が多くて、もったいないったらありゃしないと感じている。

 

■常に考えるクセをつけよう

では、どんなクセをつければ3倍お得になるのか。

実はかんたん、

行動するときに「考えるクセ」をつけること。

 

■どんなことを考えればいいのか

では、実際に行動するときに考えることを紹介したいと思う。

と言ってもかんたん。

①行動する前に考える

②行動しながら考える

③行動した後に考える

言い換えると、「予習、行動、復習」をするだけで3倍お得になる仕組み。

 

■自分のエピソード

自分は、職場で防火管理者を務めている。

そして、年に1度、職員を集めて、防災についての内部研修を行っている。

その研修の講師役が自分。

カッコよく言うと、“プレゼン”をするわけ。

その時に、敢えて考えるクセを意識して実行してみた。

 

■行動する前に考える

研修が決まったら、まずやるのが資料作り。

それまでは、「防災の基礎知識」みたいなパンフレットをコピーして配布していたけど、

今回は考えるクセを付けないと!

“行動する前に考える”こととして考えたことは、こんな感じ。

・どんな人が参加する?

新人向け、ベテラン向けでもちろん内容は変わるはず。

・参加者が聴きたいことは何?

火災の予防なのか、消火方法なのか、消防設備の使い方なのか、一番需要のあるポイントを分析する。

・分かりやすく話すにはどうする?

難しい言葉は使わない、一文は簡潔に、時々ユーモアを交えて。

 

■行動しながら考える

では、実際に研修がスタート。

“行動しながら考える”こととしては、こんな感じ。

・参加者がきちんと興味を持てているか?

寝ている人はいないか、もし話の内容が参加者の需要とズレていたら、途中で修正

・時間配分は適切?

余計な前振りに時間をくって、大切な部分に時間がなくなるなんてことにならないように。

・会場の雰囲気はいいか?

退屈にしてる人が多ければユーモアを交えたり、意見を聞いたり。

 

■行動した後に考える

研修が終了。帰宅して、全てを振り返ってみる。

“行動した後に考える”は、こんな感じ。

・参加者の需要とあっていたか?

もし、需要とズレていたら、なぜズレたかを自分の中で検証。

・時間配分は適切だったか?

どこで時間を食ってしまったか、逆にどこに時間をかけるべきだったか。

・うまく話せたか?

聞き取りやすかったか、面白かったか、つまらなかったか。

 

■3倍お得

ざっくり言って、行動の前、中、後に考えるクセをつけるだけで、これだけ深く考えられて、これらが全て自分の成長のためのフィードバックとして蓄積されていくんです。

まさに、1回につき3倍の蓄積量。

これまで、なんとなくパンフレットを印刷して読み上げていたものが、一遍してしまった。

何も、研修の講師なんて大ごとじゃなくて、コンビニで買い物する時だって、

・安いのはどれ

・無駄な物まで買ってないか

・本当に必要な物だったのか

なんて感じで、前、中、後に考えると、行動した全てが自分の中に3倍蓄積されていく。

 

■考える時のポイント

物事を考える時には、必ず理由がある。

言い換えると根拠。

“なぜ”それをするのか、“なぜ”ダメだったのか、“なぜ”そのやり方を選んだのか。。

この“なぜ”を常に自分に問いかけて、理由を自分の中で明確にしていくことが大切。

なぜ消火器の使い方を説明するのか、なぜ難しい言葉を使わないのか、なぜ時間配分をきにするのか。

この“なぜ”の理由があいまいだと、なんとなく行動することにつながってしまう。

すると、成長の肥やしにはならいんですね。

逆に、“なぜ”が明確になっていると、次の機会で活かせるし、自分の中に自信を持てるし、自分が何をすべきかが分かりやすいし、全てが成長の肥やしになるんです。

 

■うまく行った時も考える

失敗した時に、“なぜ”うまく行かなかったのかを反省することは割合簡単で、みんながやっている。

でも、うまく行った時はどう?

「あ~、うまく行って良かった!」で終わっちゃってませんか?

ここで、考えるクセが付いている人との差が出ます。

“行動した後に考える”こととして、

・なぜ、防災研修が盛り上がったのか?

内容が参加者の需要に合っていた。

・じゃ、“なぜ”参加者の需要に合わせられたのか?

参加した層が、新人中心だったので、基本的な内容にしたから。

・じゃ、なぜ新人中心と分かっていたのか。

当日のスケジュールを見ると、新人が多く勤務に割り当てられていたのに気づいたから。

こんな感じで、うまく行った時にも考えることで、成長するための肥やしを積み重ねていけるんです。

 

■うまく行った時に考えないのは損失

逆に、「なんでうまく行ったのか分からないけど、結果うまく行ったからいいじゃん!」だと、次に同じことをする時に今回の経験は活かせず、また振り出しから始めることになってしまう。

うまく行った時に反省するのはすごく難しいけど、うまく行った時こそ“なぜ”を考えるクセをつけるべきだと思う。

 

■とにかく考える

考えることは難しいことじゃない。

特に、その都度“なぜ”と自分に問いかけるクセが付いてしまえば儲けもの。

自分が今何のためにしようとしているのか、次に何をすべきなのかが、しっかりと頭にイメージできるようになるはず。

何のためにしているのかが分からずに、なんとなく行動するのとは雲泥の差。

ドラッグストアの3倍ポイントばかりに目を向けずに、早速、自分の行動も3倍お得にしてしまおう!