超ポジティブ思考になる方法は、過去を書き換えないこと

人生改善術

■自信を持てばポジティブになれる

あなたはポジティブ思考になりたいですか?

もし、ポジティブ思考になりたいのであれば、自分に自信を持つことが大切です。

でも、なかなか自分に自信を持つことって難しいもの。

では、なぜ自分に自信を持てないのか。

今回は、ポジティブ思考になる秘訣を解説して行きたいと思います。

 

■過去を書き換えないこと

では、結論から書いて行きます。

ポジティブ思考になるための秘訣は、『過去を書き換えないこと』。

「え?、未来は変えられるけど、過ぎちゃった過去は変えられないんじゃない??」

そうですよね、過去に起きたことは変えられない。

でも、知らず知らずのうちに、過去を書き換えているんです、自分で・・・。

 

■記憶に残る思い出

人間には、記憶する力があります。

自分の記憶を振り返ってみてください。

俗に言う『思い出』って言うやつですよね。

例えば、楽しかった思い出と辛かった思い出、どちらが鮮明に記憶に残っていますか?

 

■ネガティブな思い出の方が記憶に残る

一般的に、ネガティブな思い出の方が記憶に残りやすいです。

褒められた思い出と叱られた思い出だと、叱られた思い出の方が強烈に記憶に残りやすい。

100回褒められた思い出と、1回だけ叱られた思い出で比べたら・・・、

たった1回だけ叱られた思い出がいつまでも記憶に残りやすいんです。

それが、心の傷になったり、トラウマになったりすれば、一生記憶に残ることにもなりかねません。

 

■過去を書き換えるとは

では、本題に入ります。

過去の記憶で、楽しかった思い出よりも、辛かった思い出の方が記憶に残りやすいことは理解できたと思います。

そして、いつまでも記憶に残っている辛かった思い出。

この『辛かった思い出』を、知らず知らずのうちに、自分で書き換えてしまうことが、『過去を書き換える』ことの意味なんです。

「は?どう言うこと??」

今ひとつピンと来ませんよね。

 

■私のエピソード

元々、人見知りが激しかった私。

ある事件をきっかけに、激しいあがり症と戦うハメになったんです。

それは、大学に入学した直後に起こりました。

 

■大学は知らないクラスメートばかり

高校時代までと違って、大学のクラスメートは全国から集まった人たち。

当然、顔見知りなんていません。

これだけでも十分に過酷な環境です。

その上、私は実家から電車で通学。

クラスメートの大半は、下宿やアパートなどでの一人暮らし。

当然、○○君のアパートで飲み会、××君と一緒のバイトなど、一人暮らしをしている人たちは、一緒に過ごす時間も長くて、どんどん仲良くなって行きます。

それに反比例して、どんどん孤立して行く私。

人見知りな上に友達がいなくて、まさに孤立無援の状態で毎日通学していたんです。

 

■授業で声が震える

それは、英語の授業でした。

順番にテキストを音読する。

いよいよ、私の番。

すると・・・

テキストを読む声が震えるんです。

そう、過度の緊張でガチガチの中、胸がドキドキして、声が震えたんです。

ばれないように、一文ずつゆっくりと読む様子が、余計に挙動不審に感じたんだと思います。

教室の中は「シーン・・・」と静まり返ってしまい、余計に声が震えるのが目立つことに。

 

■周りの視線が突き刺さる

それからと言うもの、授業でテキストを読む時は「声が震えないように・・・」と過度に意識することに。

自分の順番が来ると、周りのクラスメートたちが冷ややかな視線が突き刺さるんです。

「なんだアイツ、また声が震えるぞ」

「アイツ、キモイよな」

「誰アイツ、緊張しすぎじゃね」

ヒソヒソと、こんな言葉を言われているように感じて、余計に緊張を呼び込む毎日が続きました。

もう、人前で話すことが本当に苦痛で、苦手になってしまいました。

「俺は、人前で話せないんだ」って。

 

■でも、本当は・・・

でも、本当は・・・

人前で話すのが好きなんです。

子どもの頃はおしゃべりで、「1分でいいから静かにしなさい!」なんて言われてた。

高校時代、仲のいい友達ばかりだったクラスでは、授業中に冗談を言っては、大爆笑を誘うクラスのムードメーカーだったんです、私。

 

■過去を書き換えていた

でも、気付いたら極度の上がり症で、人前で話すことに恐怖を感じていた。

これ、自分で過去を書き換えていたんです。

「なんだアイツ、また声が震えるぞ」

「アイツ、キモイよな」

「誰アイツ、緊張しすぎじゃね」

こんな風に言われて、冷たい視線が刺さったように感じたこと、実は自分が勝手に思い込んでいたこと。

実際は、声が震えたのなんて僅か。

当然、周りに気付かれてなかったんだと思います。

それを、自分で過去を書き換えてしまっていた。

「俺は、人前で話すのが苦手なんだ」って。

 

■過去を書き換えない

繰り返しますが、辛い思い出の方が記憶に残ります。

しかも、強烈に。

そこで、実際に起こったこと以上に辛く錯覚して、過去を書き換えてしまう。

これをすると、一気に自信を無くしてしまうことになるんです。

特に、ネガティブ思考の人は、過去を書き換えようとします。

それも、悪い方に悪い方に。

結果、「俺はダメなヤツだ・・・」って自信を喪失してしまう。

 

■ポジティブになるために

これ、逆だったらどうでしょう。

楽しい記憶を書き換える。

もっともっと楽しくなって、自信が沸いて来ると思いませんか?

「俺ってすごい!」って。

ポジティブになるためには、過去を書き換えない事。

そして、楽しい記憶の過去だったら、どんどん書き換えていいんです。

思い込みでも、デタラメでも、何でもいい。

自分の都合のいいように、過去を書き換える。

結果、自信が沸いて、ポジティブ思考に慣れる。

辛い過去は書き換えない、楽しい過去は都合よく書き換える。

これを意識すれば、ポジティブ思考で幸せになれると思います。