■落ち込んだ時、イライラした時、どうしていますか？

「あ～あ、ショック。しばらく立ち直れないかも」

こんな感じで落ち込んだ時、あなたはどうしていますか？

少し前までの私は、お酒を飲んで気分転換していました。

「あ～、今日はとことん飲んでやる！」

■お酒で解決するのは最悪

確かに、お酒を飲めば気分も良くなるし、落ち込んだこと、イライラしたことなどなど、嫌なこと全てを忘れることができるかも知れません。

でも、こうやってお酒で解決してしまうのは一番良くない、最悪な方法です。

それは、なぜでしょうか？

■お酒は元気の前借り

嫌なことをお酒で忘れられる。

でも、それはあくまで一時的です。

酔いが覚めてしまえば、結局は元の落ち込んだ気分に逆戻りしてしまいます。

言い換えると、お酒は元気の前借り。

借りた元気は、返さなければならないんです。

■返済には利息がつきもの

お金を借りた時には、利息まで含めて返済しなければなりません。

前借りした元気も、利息を取られてしまうんです。

それは、二日酔い。

お酒を飲んで、嫌なことを「カァー」っと忘れられます。

気分も良くなります。

でも、良い気分でいられるのは一時的。

翌朝、目が覚めた時には、元気を前借りした分と、利息まで払う羽目になるんです。

そう、もともと落ち込んでいたり、イライラしたりして、嫌な気持ちで目覚めるのと合わせて、二日酔いの辛さとも戦う羽目になってしまいます。

元気を前借りしたばかりに、2倍苦しむことになってしまうんですね。

■また、前借りしたくなる

お酒は元気の前借り。

そして、前借りしても何の解決にもならないだけじゃなく、二日酔いと言う利息まで支払うことになる。

ここまでは分かっているんです。

でも、夜になると気分が沈んで眠れない。

「今日だけお酒で忘れちゃうか。少しなら大丈夫でしょ！」

結局、また同じことの繰り返し。

一度、この方法を使ってしまうと、繰り返してしまう危険が高いんですね。

そう、アルコールには依存性があります。

その依存性から抜け出すことは、自分の力ではなかなか難しいんです。

■メンタル崩壊を防げ！

嫌なことがあった時に、お酒を使って忘れようとする。

これを繰り返すと崩壊してしまうものがあります。

それは、自分のメンタルです。

そう、大切な自分のメンタルだけは崩壊させないようにしなければならないんです。

■では、どうするか？

「でも、落ち込んだり、イライラしたり、嫌な気分の時にどうしたらいいの？」

「それだけでメンタルが崩壊しそうなんだけど。」

そう言いたい気持ちは良く分かります。

そんな時に、最適な方法があるんです。

それは、運動。

■運動することで、メンタル崩壊を防げる

落ち込んだ時、イライラした時、嫌な気分の時の特効薬は運動です。

散歩でも、筋トレでも、水泳でも、運動することで気分が爽快になります。

そう、メンタル崩壊を防ぐことができるんです。

■運動でメンタル崩壊を防げる理由

では、運動でメンタル崩壊を防ぐことができる理由を探ってみたいと思います。

■前向きになる

運動することで、気持ちが前向きになります。

嫌な仕事がまっている平日の朝。

①ギリギリまで布団の中にいて、慌てて支度して出勤。

②散歩など軽めの運動をして、時間に余裕を持って出勤。

さて、①、②のどちらが気持ちよく仕事に取り掛かれるでしょうか。

もちろん、②ですよね。

運動した後の爽快感は何とも言えません。

もちろん、きちんとした理由もあります。

運動すると交感神経が優位になります。

その時間が長ければ、気持ちが前向きになって行くんですね。

だから、運動はメンタル崩壊を防いでくれる。

■幸せになれる

運動することで、脳からはたくさんのホルモンが分泌されます。

その中のセロトニン。

別名、幸せホルモン。

運動することで、気持ちよくなってくる。

その働きは別格で、抗うつ剤と同じくらい気分を高揚させる効果があるんです。

気分が落ち込む前に運動する。

気分が落ち込んだら運動する。

どちらでもいいと思います。

日ごろから運動する習慣があれば、なお良いですよね。

■しっかり眠れる

運動した後の程よい疲れは、睡眠の質につながります。

メンタルを維持していくために、良質の睡眠は欠かせません。

1日8時間、1日の3分の1は寝ている計算。

一生の3分の1は寝ている時間なんです。

睡眠不足はメンタル維持の敵。

よく遊び、よく眠る。

子どもを見ていると、思いっきり体を動かして、夜は熟睡。

こんな生活ができたら、メンタル崩壊は防ぐことができますよね。

そのためにも、適度な運動が欠かせないと思います。

■前借りせずにその都度清算

人間、生きていると嫌なことに出くわします。

それは、避けられないことだと思います。

だったら、嫌なことに対応する方法を身に着けていく。

お酒に頼っても、結局は翌朝以降に返済しなければならない。

飲んでる時はいいけれど、酔いが覚めれば、元の嫌な気分に逆戻り。

だったら、運動して、嫌なことをその都度清算して行った方が絶対に良いと思います。

適度な運動をする習慣、ぜひ身につけていきましょう！