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■人は人それぞれ
言うまでもなく、人間って十人十色。
こう聞くと、「それぞれに個性があって、それぞれが輝いている」みたいな素敵なイメージが浮かびますが、まったくの逆。
それぞれの中にそれぞれの正解があるから、争いは起きるんです、多分。
■他人との喧嘩を避けるための唯一の方法
他人に対してのイライラが爆発すると、喧嘩に発展します。
自分は勿論、ムカつく相手も含めて、誰にとってもメリットのない喧嘩。
これを避けるためには、たったひとつの方法しかありません。
それは、
他人と分かち合わないこと。
■他人と分かち合わないことが喧嘩を避けるための理由
そんなこと言ったって、人づきあいも大切。
そして、自分には愛すべき人もたくさんいる。
「だから、分かち合いたい。」
そう思う気持ち、良く分かります。
でも、その気持ちが喧嘩を招くんです。
逆に言うと、他人と分かち合おうとしなければ、喧嘩を避けられる。
その理由は・・・、 十人十色だから。
その辺の背景を、もう少し詳しく書いてみたいと思います。
■あなたの中にある「~であるべき」はすべて思い込み
あなたの中に、当たり前だと思っていることってたくさんあると思います。
例えば、「人に会ったらあいさつするべき」、「部屋は整頓すべき」、「無駄づかいせず貯金すべき」みたいな感じで。
でも、それって全てあなたの勝手な思い込みなんです。
■世間の常識、非常識
「え、でも、あいさつするなんて常識でしょ」
そう思う気持ちも痛いほど良く分かります。
でも、そうじゃないんですね。
世間の常識だって思うことだったとしても、全てがあなたの勝手な思い込みなんです。
■違う視点で考えてみると
あいさつ、整頓、貯金。。
普通に考えたら当たり前のことですが、ちょっと視点を変えて考えてみましょう。
例えば、「あなたは難病で、余命1日の宣告を受けた」としましょう。
残りの命は24時間しかない。
1分、1秒も無駄にはできないですよね。
でも、やりたいことはたくさんある。
他人が来たからあいさつしていたら、10秒、20秒と費やしてしまう。
部屋の掃除なんかしていたら、1時間も浪費してしまう。
欲しかった物を我慢して貯金していたら、買えずに死んでしまう。
こんな状況だったら・・・、
当たり前に考えていたあいさつも、整頓も、貯金も、当たり前じゃなくなって来ませんか。
■価値観は人それぞれ
ちょっと極端な例ですが、実際はそれと同じこと。
人は、生まれ育った環境も違えば、両親も違う、性格も違えば、大切に思うことだって違う。
そう、価値観は人それぞれ、十人十色なんです。
だから、そもそも分かち合えないはず。
でも・・・、
分かち合おうとしてしまうんですね。
だから、喧嘩になる。
■邪魔をする自分の中の常識
そもそも分かち合えないはずの他人同士なのに、ついつい分かち合おうとしてしまう。
ただ、スルーしてればいいだけなのに。
それを邪魔するのが、自分の中にある常識なんです。
人にあいさつするのは・・・
「世間の常識だ。みんながしていることだ。だから、俺は正しいんだ!」
この気持ちが喧嘩を招きます。
■相手を変えようとしてしまう
例えば、家に来客が来たことをイメージしてください。
客が、あなたの子どもに笑顔であいさつ「こんにちは」。
子ども、ガン無視。
あなたはどうしますか?
「コラ、お客さんにあいさつしなさい!」
あなたはイライラ、怒りの感情がこみ上げてきます。
この怒りの感情、無意識に相手(子ども)を変えようとしているから生まれるんです。
■人は変えられない
価値観はそれぞれ。
あいさつすべきって言う価値観だって人それぞれ。
それを、
「俺は正しい!」と思い込んで、「あいさつしなさい!」となるから、自分がイライラ、苦しい思いをするんです。
その苦しさは、他人を変えようとしている苦しさ。
だって、そもそも変えられないものを無理して変えようとしているから、苦しい思いをするんです。
他人は変えられない。
だったら、無駄な努力をして苦しい思いをすることはバカらしい。
■自分の都合よく人と分かち合う
他人を変えようとして自分が苦しい思いをしないためには、分かち合おうとしないことが大切。
自分は自分、人は人。
でも、それでは人間関係もへったくれもないから、
自分と価値観が同じ部分に限ってだけ、その人と分かち合えばいいんです。
あいさつすべきだったら、それが正しい思っている人とだけあいさつすればいい。
でも、今互いにあいさつし合った人にだって、それ以外の部分は期待しない あとは全部スルー。
■相手は変えられないと思うと楽になる
「どうせ相手は変えられない」
そう思う癖がつき始めると、少しずつ気持ちが楽になって来ます。
もしかしたら、「そんなもんか」って言う諦めの気持ちかも知れませんが、
自分がイライラ、苦しい思いをしなければ、それでよし!
■少しでも楽になるために
最後に、苦しい思いをせず、少しでも楽になるための考え方の例を挙げますので、参考にしてみてください。
常識って、そもそも誰が作ったの?
あいさつするのが常識って・・・、
動物って、会うヤツ会うヤツ、全員にあいさつする?
いつ、どこのオッサンが作ったのか知らないけど、そんなヤツの言うことで、自分が苦しむことはないじゃん。
もっと自分を大切に、楽しく過ごしましょう!
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