UFOキャッチャーに学ぶ、豊かな人生のためにすべきこと

人生改善術

■私のエピソード

今回は、冒頭からエピソードを紹介します。

待ちに待った夏休み、娘と水族館に遊びに行きました。

一通り見学した後で、お決まりのお土産売り場。

何を買おうか、あれこれ迷っていると・・・

UFOキャッチャーがあるのに気づきました。

水族館らしく、小さな魚のぬいぐるみのUFOキャッチャー。

1回100円。

「やってみる?」

早速、100円を投入して、始めました。

 

■取れない

ターゲットは、白いアザラシのぬいぐるみ。

でも、そこはUFOキャッチャー。

思うようにいきません。

「つかんだ!」と思っても、途中でスルッと落っこちてしまう。

1回目、失敗。

もう1度100円投入。

「クソ、次こそは!」

また100円投入。

ダメ、全然とれる気配がない。

結局、500円つぎ込んだところで、取れないと悟って、諦めました。

 

■後ろ髪引かれる

諦めたはず。

でも、後ろ髪を引かれる。

「500円かけたけど、何も取れなかった」

「お金をドブに捨てたのと同じじゃん」

「取り出し口近くまで動かしたアザラシ、次にやる人が取ったらやりきれない」

こんな感情が入り混じって、とにかく後ろ髪を引かれまくるんです。

 

■もう一度戻って我に返る

あまりに悔しくて、もう一度UFOキャッチャーの所に戻りました。

そして、財布に手がかかる。

「もう100円だけ入れちゃおうか、もう100円だけ・・・」

その時、近くのぬいぐるみ売り場を見て、ハッと我に返りました。

アザラシのぬいぐるみ1500円。

「無難に、勝った方がいいんじゃね」って。

 

■我に返って気づいたこと

我に返った時、気づいたことがありました。

それは、人生を豊かにするためにすべきこと。

今の自分、きっと人生が豊かじゃない。

だって、こんなにイライラして、落胆して、悔しいんだもん。

人生を充実させるためには、こんなことではダメだと気づいたんです。

 

■人生を充実させるためにすべきこと

と言うわけで、UFOキャッチャーを失敗して気づいた、

人生を豊かにするためにすべきこと3選をあげてみたいと思います。

 

■損切りは早く

人生を豊かにするためにすべきこと① 損切りは早く

100円、300円、500円と、どんどん100円玉を投入。

でも、取れない。

100円のうちはまだ良かった。

でも、300円、400円、500円と投入するうちに、だんだん後に引けなくなる。

「500円も使って、何も取らないわけにいかない」

「このままでは、大金をドブに捨てることになる」

こんな思いが、どんどん募って来るんです。

だから、損切りは早く。

無理だと悟ったら、傷の浅いうちに損切りする。

もちろん、100円でも、200円でもドブに捨てるのは悔しいです。

でも、100円をドブに捨てるのと1000円をドブに捨てるのでは、悔しさがまったく違う。

結果的に、1000円をドブに捨てるようなことになれば、その後の悔しい気持ちで過ごす時間は、かなり長いものになることでしょう。

何度も書いていますが、人生は1度きり、残りの時間もどんどん減る。

そんな大切な時間を、悔しい気持ちで過ごし続けるのは、浪費以外の何物でもありません。

だから、損したとしても、損切りは早くすべきだと思います。

 

■嫌なことは忘れる

人生を豊かにするためにすべきこと② 嫌なことは忘れる

ぬいぐるみが取れれば最高です。

でも、そこはゲーム。

何も取れないことだってあります。

もちろん、お金を払ったのに何も取れなければ、悔しい気持ちがメラメラと湧いてきます。

でも、それで得られることは何もない。

例えば、500円つぎ込んで何も取れない。

イライラしたとしても、そこで忘れてしまえば、損失は500円で済みます。

でも、その後もイライラし続けたとすると・・・。

500円だけの損失のはずが、その後イライラし続ければし続けただけ、損失が雪だるま式に増えていきます。

ヘタしたら、次の日も思い出してイライラしたり。

そのイライラする時間を、自分のやりたいことに使ったらどうでしょう。

きっと、500円の損失なんて吹っ飛んでしまうくらい、有意義な時間にすることができるでしょう。

だから、嫌なことは早く忘れる。

 

■完璧を目指さない

人生を豊かにするためにすべきこと③ 完璧を目指さない

人間、完璧を目指すとドツボにハマります。

だって、人生において完璧なんてありえないから。

UFOキャッチャーでお金を使った分、完璧に回収できれば満足でしょう。

でも、そう完璧に行かないのが人生。

『目指すべきは、完璧ではなく8割』なんです。

これこそが、人生を豊かにする鉄則。

完璧にぬいぐるみをゲットして、完璧に満足するのは目指さない。

500円が無駄になったって・・・

「あ~、惜しい」取れそうで取れないドキドキ、

「あの白いアザラシを取れたら」夢が膨らんでワクワク

「次こそはゲットする」気合が入ってメラメラ

こんな感じで、ゲームを楽しめているのですから、8割は満足できているんです。

8割は満足。

でも、残りの2割を満たそうとして、完璧を目指すから・・・

「クソ、何で取れないんだ!」ってイライラすることになる。

そして、完璧を目指した結果、何も取れないイライラ感で時間を無駄にしてしまう。

これでは、本末転倒なんです。

だからこそ、『目指すべきは、完璧ではなく8割』なんです。

 

■悔しかったけど満足

最初は、悔しさいっぱいでした。

だって、何も取れなかったんだから。

でも、この3つに気付いたからこそ、帰宅した今は満足感いっぱいです。

何より、水族館での楽しい思い出が心に残っている。

これだけでも、白いアザラシのぬいぐるみなんかいらないだけ、満足です。