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■欠点を補うべき?長所を伸ばすべき?
良くある疑問が、自分の欠点を補うべきか、長所を伸ばすべきか。
あなたはどっちが正しいと思いますか?
今日は、その疑問の答えを出したいと思います。
■長所を伸ばすべき
いきなり答えですが、長所を伸ばすべきなんです。
「え~、でも、欠点がそのままじゃ平均点が上がらないよ」
そう言いたいのはよく分かります。
では、なぜ長所を伸ばした方がいいのか、詳しく書いていきたいと思います。
■魅力のある人って
そもそも、魅力がある人ってどんな人ですか?
輝いている人、元気いっぱいの人、明るくいきいきしている人。
すぐに思い浮かぶのって、こんな感じかと思います。
では、なぜ輝いて見えるのでしょう。
例えば、自分の大好きな趣味の話をしている人の表情ってキラキラと輝いてませんか。
反面、あんまり好きじゃない仕事の話をするときに、キラキラと輝くのって難しいと思います。
そう、1つでもいいから、「これだけは誰にも負けない!」って言う得意分野を持っていると、人は輝けるんです。
■オール3は最悪
一方、特に自慢できるような趣味、特技はないけれど、極端に苦手なこともない人。
通知表で言ったらオール3。
まあ、可もなく不可もなく、典型的なスタンダード。
でも、その人に魅力って感じますか?
例えば、あなたが数学の勉強を教えてもらいたいとき、どっちにお願いしますか?
①数学が5、国語が1のAさん
②数学が3、国語が3のBさん
③数学が1、国語が5のCさん
迷わずにBさんの方じゃないですか。
そして、あなたが国語の勉強を教えてもらいたいときは・・・
国語が1のAさんじゃなく、
国語が3のBさんでもなくて、
国語が5のCさんにお願いするんじゃないかと思います。
こう考えると、オール3は最悪。
1科目でも5があれば、残りは全部1だっていいんです。
■得意分野を持ってみがきをかけよう
Aさん、Bさん、Cさんの例から分かるように、
やっぱり、1つでもいいから絶対に自信を持てる得意分野がある人は強いんです。
得意分野=長所。
得意分野はたくさんあるに越したことはないですが、そこは人それぞれ。
例え1つだけだったとしても、「これだけは絶対に誰にも負けない!」って言うくらいの得意分野があると、いろいろな人の目に触れる機会が多くなります。
「あ、アイツ魅力的じゃね」って。
そうすると、自然とチャンスもめぐって来やすくなるんですね。
得意って言っても、人並みだったら埋もれちゃうかも知れない。
そう、得意って思ったら、誰にも負けないくらいにみがきをかけることが大切。
■欠点はどうする
じゃあ、欠点はどうするの。
「1科目が5、残りの全部が1なんかよりも、底上げして2に上げられるものは上げた方がいいんじゃね」
そんな気持ちもよく分かります。
でも、大切なことは「時間は有限」
得意な科目を極めながら、苦手な科目もがんばることは、結構難しいんですね。
■欠点はそのまま
例えば、どうしても苦手な英語。
この苦手分野を何とか克服しようと思って、膨大な時間と労力を集中的に投入したとします。
結果、0点しか取れなかった英語が60点も取れるようになった。
通知表だって、1から3に上がった。
すごい進歩だと思います。
がんばった苦労が報われて、感動と満足感に浸れると思います。
でも、それって、自分自身の中での話。
世の中を見渡したら、英語が60点のヤツなんて腐るほどいるのが現実。
もし、英語の才能を必要とする人がいたら、60点のヤツなんかよりも、100点のヤツに声をかけるのが当たり前。
ものすごい労力をかけて0点を60点にしたとしても、社会では通用しないんです。
だったら、欠点の克服にかけた膨大な時間と労力を得意分野にあてて、得意分野にさらにみがきをかけた方がいいんです。
■欠点がそのままでいい理由
では、欠点をそのままにしていい理由を説明したいと思います。
ずばり、他人に任せればいいから!
今の時代、インターネットを使えば何でも調べられます。
英会話だって、AIがしてくれるようになり始めている。
苦手な分野があれば、そんな便利なツールをどんどん活用すればいいと思います。
もし、料理が苦手な人だったら、外食すればいいし、ウーバーイーツだってある。
掃除が苦手だったら、家事代行サービスだってある。
消極的な性格だったら、積極性が必要な場面は他人に任せて、自分はそれ以外の場面で活躍すればいい。
逆に言えば、あなたが持っている得意分野を必要としている人もたくさんいるって言うこと。
■大切なこと
まとめると、欠点を克服するよりは長所を伸ばすことに全力を注ぐべきだということ。
そして、欠点は、それが得意な人もいるからその人に頼っちゃえっていうこと。
そこで大切なことは・・・
「自分の長所、欠点をしっかりと見極めて割り切ること」
・可もなく不可もなくのオール3の人、「これは!」って言う得意なものを早い段階で見つけてみがき上げましょう。
・欠点だらけの人、いいじゃないですか。そんな欠点はできるヤツに任せて、自分の長所を伸ばすことに全力を注ぎましょう。
・長所がある人、最高です。どんどんみがきをかけて、世界中の誰にも負けないレベルまで輝きましょう!
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