防げ、メンタル崩壊!他人の批判を気にしなくてもいい理由

あがり症克服

■反対意見に対して、あなたはどうしますか

私の住む地域の前自治会長さんと話をする機会がありました。

その方、自治会長を務めていた時、住民のために良かれと思ってある提案をしたそうです。

すると、何人かの人が自宅を訪れて「あなたの考えは間違っている」、「あなたには賛同できない」、「どうしてそんなことをしないといけないのか」などなど、反対意見を述べて行ったとのこと。

前自治会長、メンタルがかなりこたえたとのことで、もう二度と自治会長はやりたくないと話していました。

 

■他人に批判されると落ち込む

誰でも、批判されると良い気分はしないと思います。

特に、自分が一生懸命にやっていること、がんばっていること、良かれと思ってしていることを否定、批判されるとダメージが大きい。

場合によっては、自信をなくしたり、自暴自棄になったり、うつ状態にまでなってしまうリスクもあると思います。

これ、結構深刻ですよね。

 

■解決策は気にしない

真面目に考えている人ほど、他人から否定や批判をされるとメンタルにダメージを負います。

では、メンタル崩壊を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか?

解決策は、気にしないこと!

 

■そうは言っても

気にしないのが一番。

それは分かるけど、実際に否定、批判されると傷つくし、自信もなくしちゃうよ。

そう言いたい気持ちは良く分かります。

でも、人って考え方、価値観はそれぞれ違うんです。

そこをしっかり理解できると、大分楽になると思うんです。

 

■全員の意見が100%まとまることはない

あなたは、カレーが好きですか?

し好調査で、こんなアンケートを取ったとします。

きっと、

・カレーが好きな人の割合76%

・嫌いな人の割合15%

・どちらでもない人の割合7%

・その他2%

なんて結果が出るんじゃないかと思います。

何が言いたいかと言うと、カレーが好きな人の割合100%、嫌いな人の割合0%なんて結果は出ないってこと。

 

■価値観は人それぞれ

何度も言いますが、人の価値観はそれぞれ。

子どもを見てかわいいと思う人もいれば、うるさいと思う人もいる。

赤い色がカッコいいと思う人もいれば、青い色がカッコいいと思う人もいる。

20℃で寒いと感じる人もいれば、20℃で暑いと感じる人もいる。

褒められた方が伸びる人もいれば、叱られた方が伸びる人もいる。

運動が大好きな人もいれば、運動が大嫌いな人もいる。

それぞれがそれぞれ、だから世の中が回っているんです。

 

■その時々でも変わる価値観

元々の価値観だけじゃありません。

朝、昼、夕、1日の中でも人の価値観は変わります。

十分に睡眠を取って朝から絶好調の人もいれば、睡眠不足で朝から絶不調の人もいる。

良いことがあって気分ウキウキの人もいれば、嫌なことがあって気分最悪な人もいる。

余裕があって穏やかな気持ちの人もいれば、余裕がなくてイライラしている人もいる。

お腹がいっぱいで満足の人もいれば、お腹が空いていてカリカリしている人もいる。

仕事が終わって解放感いっぱいの人もいれば、夜勤前で緊張感いっぱいの人もいる。

1日の中でも、いや、分刻みで価値観が変わる場合もあるんです。

 

■そもそも全員に認められることはない

これだけ価値観や感じ方、気分が違う人に囲まれて生きていることが分かったと思います。

だから、全員に認められるなんてことはあり得ない。

自分のことを認めてくれる人もいれば、全否定する人だっている。

それが当然だと割り切ってみることが大切です。

 

■世の中に正しい答えなんてない

でも、やっぱり否定、批判されたらいい気分はしないし、少なからずメンタルにダメージを受けるよ。

そう言いたい気持ちもよく分かります。

そんな時は、こう考えてみると気持ちが楽になります。

「世の中に何が正しいなんて答えはない!」

 

■私のエピソード

しばらく前の出来事です。

職場の会議録の担当が回って来ました。

過去の会議録を見ると、長々とした文章が延々続いていて見にくい。

だから、要点をまとめて、箇条書きで書いて提出したんです。

すると、上司から呼び出し。

「箇条書きで書かないでやり直して」

上司曰く、会議録は文章で書くものであって、箇条書きで書くものじゃないらしい。

でも、その根拠は?

法律や憲法で決まってる??

私は、そんな注意は無視して、箇条書きで書き続けました。

 

■みんなが真似するようになる

要点だけをまとめて、議題と結論を箇条書きで書く。

続けているうちに、

「分かりやすい」と評判になり、多くの社員が真似するようになりました。

数年経った今では、会議録は箇条書きで書いている人の方が多くなっています。

 

■正しいとは限らない

でも、私は思っています。

箇条書きが正しいとも思わない。

そう、会議録の書き方なんて、何が正しくて何が正しくないかなんてないんです、実際は。

 

■せいぜい100~200年?

会議録、現代の私たちが書いてるものなんて、私たち世代が生きている間しか通用しません。

せいぜい100~200年くらい?

例えば、現在の私たちが平安時代の書物を見て、「この書き方は間違ってる」なんて指摘することなんてない。

今、常識だって言われていることだって、せいぜい私たち世代が生きている100~200年しか通用しないんです。

だったら、本当に何が正しくて何が正しくないなんて、関係ないじゃん。

 

■気にしない

批判して来る人は山ほどいます。

でも、それは価値観が違うんだから仕方がない。

常識だって、一時的な物。

そう、地球人は常識って思っても、宇宙人から見たら非常識かも。

そして、宇宙を見たら、地球人なんて僅かで、宇宙人の方がはるかに多いのかも知れません。

そんなちっぽけなちっぽけな他人の批判なんて、気にしないのが一番。

余計な批判でメンタルが崩壊しないように、気にしない余裕をもつことも、自分のメンタルを守っていく手段になるのではないでしょうか。