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■完璧主義だと人生詰む
完璧主義だと、人生詰みますよ。
完璧主義ほど危険なものはないと思います。
誰もが、完璧だとカッコいいと思うと思います。
でも、それは間違い。
完璧を目指すなんて、これほどくだらないことはないんです。
今回は、私の実体験をもとに、完璧主義がいかに危険なものなのかを解説していきます。
■私のエピソード
私は、この完璧主義に長年苦しめられて来ました。
完璧を求めれば求めるほど、その完璧とはほど遠い結果に陥る。
緊張、失敗、重圧。
そんなマイナスと戦い、苦しめられ、結果、得られる物は何もありませんでした。
完璧主義に苦しんで、ボロボロになって、その完璧主義から脱却した私のエピソードをまとめてみたいと思います。
■きっかけは単純
完璧主義に陥った原因は、いたって単純です。
褒められると嬉しいから。
だって、「すごいね!」って言われると嬉しいじゃないですか。
そして、「すごいね!」って褒められると、次も褒められたくなる。
その次も、その次も、褒められたくなる。
最終的に、この後が怖いんです。
■嬉しいが重圧に変わる
完璧にやって「すごいね!」って褒められる。
それが続くと、自分の中に、変な自分のイメージが出来上がってしまいます。
「俺は、完璧にやって当たり前、褒められるのが当たり前」って。
そして・・・、
「すごいね!」って褒められなかったら、自分の評価はガタ落ちになる。
こんな妄想が頭をよぎるんです。
この瞬間、嬉しかったはずの完璧主義は、一転、重圧に変わるんです。
■仕事での完璧主義
仕事で、外部の方と交渉や打ち合わせをする機会が多くあります。
最初は、何の重圧もありませんでした。
その時は、交渉もうまくまとまり、気分よく職場に戻りました。
待っていたのは、賞賛の声でした。
「さすが、こんなにうまく交渉を進めるなんて!」
「交渉の記録も的確にまとまっていて、分かりやすい!!」
「仕事ができるってすごいね!!!」
もう、いい気分しかしないですよね。
「よし、次も頑張るぞ」
この時は、そう思っていたんです。
■嬉しさが重圧に変わる
早速、嬉しさが重圧に変わる瞬間がやって来ました。
別の交渉に向かう間際、変な緊張感に包まれたんです。
「前回褒めてくれた人を落胆させちゃダメだ、今回もうまくやらないと」
責任感なのか、エエカッコしいなのか、とにかく緊張感に包まれて交渉に。
そして、この時もうまく進めることができました。
職場に戻ると、前回にも増して賞賛の嵐。
「さすが」、「素晴らしい」、「やっぱりスゴイ」。
交渉前の緊張感、交渉後の安堵感のギャップのすごさに、内心混乱していました。
■更なる重圧に襲われる
またまた別の交渉がやって来ました。
この時には、もう重圧しか感じません。
「失敗したら自分の株が下がる」、「何としてもうまくやらないと」、「絶対に失敗できない」
もちろん、交渉は人相手です。
マニュアル通りにやれば成功するなんてことはありません。
自分が白と言っても、相手も白って言ってくれる保障なんてないんです。
そう、運ゲーみたいなもんなんですよね、実際は。
でも、完璧を求めてしまう自分。
「失敗は許されない、何としても成功させなければ・・・」
■細かく準備するも・・・
もう、自分で自分を追い込んで、ガチガチの重圧。
自分なりに頑張ったんです。
自分が白と言って、相手に白って言ってもらえるようにするにはどうするか?
相手に確認することを箇条書きでリストアップ。
会話のパターンを何種類も準備しました。
でも・・・
会話は人相手。
このブログで何度も書いていますよね、他人は変えられないって。
他人が思うように返答してくれるなんてないんです。
会話のパターンなんて、何千万、何億通りあるのか分からない。
AIだって予測できないでしょ。
結果、うまく行かなかったんです。
■襲って来る自己嫌悪
別に、交渉に失敗したわけじゃないんです。
思ったようにうまく行かなかっただけ。
普通の結果だったんです。
にもかかわらず、襲って来る自己嫌悪。
「あ~、俺の株は大暴落だ」
「俺ってダメだよな」
「穴が合ったら入りたい」
この自己嫌悪。
■自分の実力以上のことをしていた
結局は、褒めて欲しさに、自分の実力以上のことをしようとしていたんです。
そう、毎回完璧にこなすなんて、自分の実力では無理。
それをやろうとしているから、重圧がかかる。
「俺ってバカだから、何も分かんないんだよね」
こんな風に自分を卑下して笑っている同僚が、ものすごく羨ましく感じました。
■「ま、いっか!」
今は、完璧主義から脱却できました。
今に至るまでに、いろいろな本を読んだり、動画をみたり、セミナーに参加したり。
そして、「自分らしさが一番いいんだよ」って言うことに気付けました。
人間、誰でも失敗はします。
完璧になんてできない。
でも、知らず知らずに完璧主義に陥っていた。
考えてみてください。
実力以上に背伸びして、重圧でガチガチになってやる人と、
自分の実力の範囲内で、気楽に、自分らしくやる人。
どっちがうまく行く確率が高いと思いますか?
失敗して、「穴があったら入りたい・・・」って激しく落ち込んでいる人と、
大失敗したって、「ま、いっか!」って笑い飛ばす人。
どっちの人が魅力的ですか?
■完璧主義はやめよう
人生において、完璧主義程危険なものはありません。
「ま、いっか!」
自分らしく生きて行くことが、幸せを呼び、自分をキラキラと輝かせるんです。
完璧主義はやまめしょう。
何が合っても、「ま、いっか!」(笑)
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