あがり症克服!一番楽なコミュニケーション方法は“言葉”

あがり症克服

■口下手で悩んでいました

皆さんこんにちは、オレンジです。

このブログで何度も書いていますが、以前の私は極度の人見知り、口下手、あがり症の三拍子がそろっていました。

とにかく、話すことが苦手。

人前で話す。それこそ、職場の朝のミーティングなんかで、5~6人を前に話すだけでもドキドキ、バクバク、しどろもどろ。

でも、社会人になると、嫌でも人前で話さなければならないんですね。

毎日があがり症との戦いでした。

家で飼っているメダカや熱帯魚を見て思いました。

「言葉を話さなくていいんだから、うらやましい」

そんな私、今はあがり症を克服しています。

人と話すこと、人前で話すことが楽しくて仕方がない。

今回は、人前で話すことが楽になる考え方について解説したいと思います。

あがり症で悩んでいるあなた、大丈夫!

楽しく克服して行けるように、実体験をもとに説明して行きます。

 

■言葉を使えることは幸せ

では、結論から書きます。

あがり症克服のために大切なのは、「言葉を使えることは幸せ」なんだと理解すること。

これを理解できると、人前で話す時に余裕を持てるようになるはずです。

 

■私のエピソード

私は、福祉関係の仕事をしています。

その日は、普通に仕事をしていたんです。

すると、

「オレンジさん、協力を頼みたいんですが・・・」

あるスタッフから声をかけられました。

聞くと、半月後の施設内イベントの余興でヒゲダンスをして欲しいとのこと。

ちょっと躊躇しましたが、笑顔で快諾しました。

 

■ヒゲダンスの研究

ヒゲダンス、ご存じの通り、軽快なリズムに合わせて動くだけ。

『マシュマロを口でキャッチする』これが、今回私たちが披露する技です。

そして、私の役割は、マシュマロを投げる方。

その日以降、ヒゲダンスの動画を漁っては、動きを研究する日々が続きました。

「フムフム、手はこうやって上下させるんだ」

「失敗したら笑顔でごまかせばいいんだ」

「成功したら、観客に拍手を求めて盛り上げればいいんだ」

 

■セリフがないから楽

こんな感じでヒゲダンスの研究、分析、イメージトレーニング。

で、出した結論が・・・

「セリフがないから、楽勝!」

 

■いよいよ本番

そして、迎えた本番当日。

私にとっては、人前で“話さなくていい”って言うだけで、気持ちは大分楽。

音楽に合わせて動いて、マシュマロを投げるだけ。

ものすごく余裕を持って、本番を迎えられました。

「あいさつしなくていい、スピーチしなくていい、なんて楽なんだろう」

こんな気持ちで、余裕で臨んだ本番ですが、この後地獄絵図が待っていたんです。

 

■伝わらない

ヒゲダンスのテーマ曲が軽快に流れ始めます。

いよいよ出番。

練習通り、手を上下に動かしながらステージに登場します。

まずは、観客に向かってお辞儀。

そして、いざマシュマロを手に取ります。

この瞬間、事態の深刻さに気付くことになります。

「つ、伝えられない・・・」

 

■言葉のありがたみに気付く

「まずは、手に持っているマシュマロを相手に投げます」

「そして、投げたマシュマロを相手が口でキャッチします」

たったこれだけのことを伝えようと身振り手振りで訴えますが、観客に伝わらない。

必死で表現します。

「マシュマロ、投げる」

「口、キャッチする」

でも、伝わらず、観客はポカ~ン。リズムに合わせて、ただ手拍子しているだけ。

この時、初めて気づきました。

「言葉で伝えられるのって、どれだけ楽なことなんだろう」って。

 

■楽勝だったはずが・・・

そう、「セリフがないから楽勝」って思ってました。

それは、大きな大きな間違いだったんです。

結局、ヒゲダンスは大失敗に終わりました。

マシュマロを口でキャッチできず、笑顔でごまかしますが、観客は何が何だか理解できていない。

まさに、シドロモドロで終了。

「セリフがないから楽勝」

この言葉が、頭の中で走馬灯のようによみがえって来ます。

「セリフがないから楽勝・・・」

 

■言葉で伝えられることほど楽なことはない

当たり前ですが、私たち人間は言葉を話せて、聞くことができます。

普段、当たり前に使っている言葉。

他人に何かを伝える時に、言葉ほど楽な手段はないんです。

このことに気付くことが、あがり症克服に大きな役に立つと思います。

だって、一番簡単に、何よりも楽に伝えられるんですよ。

全然余裕でしょ。

 

■人前であがる原因

人前であがる原因はいろいろあると思います。

原稿が頭から抜けたらどうしよう、

言い間違ったらどうしよう、

声が震えたらどうしよう。

でも、大丈夫。

言葉で伝えられるんだから。

 

■言葉が何とかしてくれる

原稿が頭から抜けたら、そのまま「忘れちゃった」って言葉で言っちゃえばいいんです。

言い間違っても、「間違った」って言葉で言っちゃえばいいんです。

声が震えても、「緊張してます」って言葉で言っちゃえばいいんです。

これを、身振り手振りで伝えようとしたら、ものすごく大変。と言うか無理かも。

でも、言葉だったら楽に伝えられるんです。

そう、言葉が何とかしてくれる。

 

■言葉で伝えられる幸せを余裕に変える

言葉で伝えられることは、ものすごく幸せなこと。

「マシュマロを投げて、口でキャッチしま~す!」

たったこれだけ。

こんなに楽な手段を持っていることを幸せに感じて、それを気持ちの余裕に変えて行きましょう。

その余裕が、あがり症を克服してくれます。