あなたは本番に強い?、弱い?オリンピックに見る、本番に強くなる方法

あがり症克服

■本番に強いですか?

オリンピックも中盤戦に入ろうとしています。

毎日、白熱した試合が続きます。

そんな中で、本番で結果を出せる人、本番で結果を出せない人の2タイプに分かれることが印象に残りました。

一発勝負の本番だからこそ、何としても結果を出したいですよね。

あなたは、本番に強いタイプですか?

それとも、本番に弱いタイプですか?

今回は、本番に強くなる方法を解説したいと思います。

 

■自分のための本番

では、結論から書きます。

本番に強くなる方法は、『自分のための本番』だと意識して臨むこと。

オリンピックを見ていると、自分が戦っているけれど、実施は、自分のために本番を戦っていない人が多いことに気付いたんです。

では、そのあたりを解説したいと思います。

 

■プレッシャーを感じる理由3選

言わずもがな、本番は緊張するもの。

念のため確認しますが、適度な緊張は必要です。

体が、脳が、戦闘モードに突入する。

これで生じる適度な緊張は、絶対に必要です。

でも、過度に緊張してしまうのは問題。

ガチガチに緊張した状態では、普段の力を発揮することが出来ませんから。

では、なぜ過度に緊張してしまうのか、その理由を3点あげてみたいと思います。

 

■完璧を目指してしまう

過度に緊張してしまう理由① 完璧を目指してしまう

完璧を目指すことは、百害あって一利なしです。

特に、一発勝負の大舞台で完璧を目指そうとすると、必ず失敗します。

4年に一度のオリンピックでは、この緊張感に負けて涙をのむ選手がどれほど多いことか。

では、なぜ完璧を目指すことがいけないのでしょうか。

解説して行きます。

 

■完璧な結果は練習でも難しい

厳しい練習を幾重にも積んで来た。

だから、本番は完璧な結果を出したい!

こんな気持ちは、痛いほどよく分かります。

でも、落ち着いて考えてみてください。

練習で完璧な結果を出すことって、難しくないですか?

練習でも完璧な結果を出すことが難しいのに、1度きりしかない本番で完璧な結果を出せる確率、どのくらいあるのでしょうか?

『練習で出来ないことは本番では出来ない』が鉄則!

そんな厳しい状況で、そもそも無理な完璧を目指そうとすることで、過度に緊張してしまい、結局望む結果をられないことになってしまうんです。

 

■実力以上のものを出そうとする

過度に緊張してしまう理由② 実力以上のものを出そうとする

厳しい練習を積んで迎えた本番。

その本番が、大切な本番であればあるほど、最高の結果を得たいと思うのが普通です。

そこで、自分の実力以上の力を発揮したいと思ってしまうのも人情。

でも、ここに大きな落とし穴があるんです。

自分の実力以上のものを出そうとすると、必ず失敗します。

 

■8割の成果を出せれば御の字

完璧を目指すことがいかに難しいのかは、前述しました。

自分の実力を完璧に発揮することが難しいのに、自分の実力以上のものを出そうとすると、失敗する。

確かに、奇跡的に、本番でものすごい成果を出せた人もいますが・・・

確率的には極めて稀。

でも、テレビでそんな感動映像を見たりすると、「よしッ、俺も」って思っちゃう。

だから、緊張でガチガチになるんです。

私的には、本番で8割の力を発揮できれば十分だと思います。

 

■守るものがある

過度に緊張してしまう理由③ 守るものがある

本番って、誰のためのもの?

厳しい練習、準備をして、ようやく迎えた本番。

そう、もちろん頑張って来た自分自身のためのものですよね。

でも、オリンピックを見ていて思います。

背負っているものが重すぎる。

国の威信、代表に選ばれなかったライバル、応援してくれる協力者。

こんな感じで、守るものがあると、過度に緊張してしまいます。

 

■あくまで自分自身のための本番

試合前、重圧で真っ青な顔をしている選手を見ると、「楽しめばいい結果につながるのに」って思ってしまいます。

でも、守るものがあればあるほど、自分は楽しめなくなってしまうんです。

結果、ガチガチの過緊張で、守るべき人たちへ報いることができない結果になってしまう。

人生って皮肉なんですよね。

でも、緊張に負けて失敗したとして、周りの人たちは責任なんて取ってくれません。

「あ~あ、残念」で終了。

だから、本番は楽しめばいいと思うんです。

練習は頑張る舞台、本番は楽しむ舞台。

この気持ちを持つことが成功につながると思います。

 

■緊張する行動の逆をすればいい

以上、本番で過度に緊張してしまい、成功できない理由を書いてみました。

では、本番に強くなるには、どうすればいいのでしょうか?

答えはかんたん!

緊張する行動の逆をすればいいんです。

かんたんに言えば、『自分らしくやって、自分が楽しむこと』

これが、本番に強いタイプになる条件だと思います。

 

■本番に強くなるために

本番に弱いタイプの人は、過度に緊張してしまう人がほとんどだと思います。

どうしても、他人の期待、評価が気になってしまい、自分のための本番じゃなくなってしまう。

こうなると、絶対に良い結果は出ない。

良い結果を出したいが故に、辛くなって、失敗する。

これほど最悪な展開はないですよね。

『自分らしくやって、自分が楽しむ』

このことを忘れずに、自分が満足いくように、自分が納得いくように、自分のために本番を戦えるようにする意識。

これを忘れなければ、きっと、本番で良い結果がついてくると思います。