目次
■こんな状況、あなたはどう思いますか?
あなたは、10万円の格安価格で友人からクルマを買いました。
そのクルマで移動していました。
下り坂を時速60km走っていると、突然ブレーキが効かなくなります。
「ヤバい!」と思う間もなく、クルマはガードレールと電柱に衝突。
「ガシャン!」
ものすごい衝撃とともにクルマは止まりますが、ボディは凹んで、ガラスが割れてしまいました。
幸い、あなたにはケガはありませんでしたが、クルマの修理代金はすごい額になりそうです。
こんな状況に遭ったら、あなたはどう思いますか?
■クルマのせい、あいつのせいで最悪だ!
あなたは、ぶつかった後でクルマから降りて、状況を確認する。
「クソ!ブレーキが効かなくなるなんて、この欠陥車のせいで最悪なことになった」
「あいつがこんなポンコツを売りつけなければ、こんな目に遭わなかったのに」
普通はこんな風に感じるのが当たり前ですよね。
でも、こんな風に思ったあなた・・・。
ちょっと危険ですよ。
■こう考えたらどうでしょう?
あなたは、ぶつかった後でクルマから降りて、状況を確認する。
「クルマは壊れてメチャクチャになっちゃったけど、俺の命を守ってくれた」
「新車じゃない、たった10万円のクルマだけど、きちんと俺の命を守ってくれたんだ」
同じ状況でも、感じ方が大分違いますよね。
■人はマイナス思考
残念ながら、人ってもともとマイナス思考な生き物なんだと思います。
物ごとに対して、無意識にマイナスの考え方をしてしまう。
人の良い部分は意識して探さないと見つけられないのに、悪い部分にはすぐに目が行くのが分かりやすい理由。
だから、プラス思考でいるには、努力をしないといけない。
意識をしてプラスの方向に考えるようにしないといけないんんです。
■プラス思考になるために
では、どうすればプラス思考になれるのでしょうか。
さっきのクルマの事故の例をもとにして、プラス思考になるための考え方のコツを3つ紹介したいと思います。
■最悪を想定する
コツ① 最悪を想定する
さっきの例で言えば、最悪な状況は「事故で死んでしまう」ことだと思います。
クルマは壊れた。
でも、幸いにして死んでいない。
クルマが守ってくれた。
しかも10万円しかしない安いクルマなのに。。
こんな感じ。
最悪を想定して、その最悪な状況に比べて、今がどれだけプラスな状況なのかって言う考え方のコツを身に着けることで、プラス思考ができるようになるんです。
■未来に目を向ける
コツ② 未来に目を向ける
事故を起こしてしまったことは現実。
でも、事故を起こした瞬間から、事故は過去のことに切り替わります。
と言うことは、今は事故を起こしているわけじゃない。
それなのに、過去に起こした事故のことにとらわれて、
「このポンコツのせいだ」とか、
「アイツが安物の欠陥車を売りつけさえしなければ」なんて考えていても、過去は変えられないんです。
「クソ!」とか、「アイツのせいだ!」とかクヨクヨして過去が変わるのであれば、どんどんクヨクヨしましょう。
でも、そうでなければ、プラス思考で未来のことを考える。
事故を起こしたなら、その瞬間から、そこから立ち直る方法を考えることにシフトすべきなんです。
■自分はプラス思考だと思い込む
何度も言っている通り、人はもともとマイナス思考で考えるようにできています。
だからこそ、「自分はプラス思考」だと意識して思い込むんです。
人の脳って、思い込むことでかんたんに騙せてしまうんですよね。
トリックアートなんか、思い込みで脳が騙されるの分かりやすい例ですよね。
「俺は人気者」って思い込むと、日ごろからの振る舞いも自然と人気者っぽくなって来る。
「風邪引いたかも」なんて思っていると、本当に風邪を引いてしまうなんてこともありますよね。
こんな感じで、人って、思い込むことで、なりたい自分になれるんです。
「自分はプラス思考なんだ」って、毎日繰り返し思い込むことで、いつの間にか本当のプラス思考に変わっていることでしょう。
■俺のエピソード
俺は、自動車レースのF1が大好き。
そのF1のレジェンド、ミハエル・シューマッハの振る舞いに強烈な衝撃を受けたんです。
そのレース、絶対に優勝したかったシューマッハは、全身全霊をかけて勝ちに行きます。
でも、あらゆる不運が重なって、結果は2位。
「あ~あ・・・」
応援していた俺も、レースが終わると一気に力が抜けてしまいました。
ところが、レース後のシューマッハの行動を見て、俺は目を疑いました。
表彰台の上で、2位の結果に大喜びしている。
満面の笑顔、全身で飛んだり跳ねたり、表彰式ではシャンパンをかけ合って、ビショビショ、グチャグチャになりながら大はしゃぎしている。
絶対に勝ちたかったレースで不運の2位。
気が狂うほど悔しかったであろうシューマッハですが、2位の結果を大喜びしていました。
その姿を見て、俺は気づきました。
2位で大喜びしているのは、クヨクヨしたって結果が変わらないから。
だったら、クヨクヨする時間を次のレースを勝つために使うべきって考えているんだと。
シューマッハの超プラス思考を見て、「俺も真似しよう」って思ったんです。
それからは、意識してプラス思考。
■プラス思考のメリット
最後に、プラス思考でいることのメリットを3つ紹介したいと思います。
■人気者になれる
メリット① 人気者になれる
プラス思考でいると、人気者になれます。
比べてみてください。
暗~い表情で過ぎたことをいつまでもクヨクヨ、ネチネチ・・・。
過ぎたことなんて気にしない!明るく、次のチャンスに向けて全力!
どちらの人と付き合いたいですか?
■健康になれる
メリット② 健康になれる
プラス思考でいると、健康になれます。
比べてみてください。
「あんなことしなきゃ良かった、イライラする」
「あんなことしたけど、次がんばればいいや!」
どちらがストレスのない健康的な毎日を送れると思いますか?
■次のチャンスがつかめる
プラス思考でいると、次のチャンスがつかみやすくなります。
比べてみてください。
「あんな失敗しなくちゃ、こんな風にならなかったのに・・・」
「あんな失敗したから、次は失敗しないように気を付けよう!」
どちらが次のチャンスをつかみやすいと思いますか?
■プラス思考が最強
プラス思考でいる人は最強です。
そのためには、ちょっとしたコツ意識を続けるだけ。
①最悪を想定する
②未来に目を向ける
③「自分はプラス思考」だと思い込む
さあ、今からあなたもチャレンジしてみてください。
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