人間は慣れる生き物。だったら、慣れを有効活用して自分を成長させちゃおう!

あがり症克服

■人間は慣れる生き物

良くも悪くも、人間は慣れる生き物です。

最初はものすごい違和感があったことも、時間の経過とともに慣れて当たり前になってしまう。

今回は、“慣れ”について書いてみたいと思います。

 

■私のエピソード

元もとマスクが大嫌いだった私。

インフルエンザ、風邪など流行時も、なるべくマスクはしないようにしていました。

でも、コロナ禍。

ノーマスクで行動するのは、次第に肩身が狭くなってくる。

マスクをするのが息苦しくて、うっとうしくて、違和感いっぱいで仕方がありませんでした。

「一生マスク着用だったらエライことだ」(汗)

 

■いつの間にか慣れる

最初のうちは違和感いっぱい。

苦しくて鼻を出しちゃうこともあれば、あごマスクにすることも。

買い物に行くときにマスクを忘れちゃって、ずっと下を向いてお店の中をコソコソしたこともありました。

でも、慣れるんです。

そう、いつの間にか。

今では、マスクを着用するのは当たり前。

忘れることはないし、マスクをしないと逆に違和感いっぱい。

 

■職場で聞いた話から気づく

ある日、職場でこんな会話をしました。

1人の社員がこんな風に切り出したんです。

「コロナのワクチンを打ったら、もうマスクなしで出かけられるのかな?」

その時、私は言いました。

「マスクに慣れちゃったし、マスクなしで行動するのは逆に違和感だよね」

すると、別の女性職員が言いました。

「もう、マスクのままでいいよね。化粧も楽だし、マスクが体の一部になってるよ」

この会話で気づきました。

「あれ、最初はあれだけ違和感いっぱいだった大嫌いなマスク、慣れちゃってね?」

 

■慣れの良し悪し

冒頭にも書いたように、人間は慣れる生き物です。

そして、冒頭に書いたように、慣れは良くも悪くもあるもの。

言い換えると、“慣れ”は、使い方次第では有効に活用できたり、自分の足を引っ張ってしまったりすると言うこと。

ならば、慣れを有効に活用して行きたいものですよね。

 

■慣れの最大のデメリットは思考停止

と言うことで、まずは慣れのデメリットから見てみたいと思います。

最大のデメリットは、思考が止まってしまうこと。

慣れてしまったが故に、何も考えなくとも出来てしまう状態。

これが最大のデメリットだと思います。

 

■人間は慣れを好む

人間は慣れを好みます。

このブログで何度も書いていますが、人間には生存本能が備わっています。

生存本能、別名「は虫類脳」。

慣れている状態は本能的に安心できます。

それは、今まで生きて来られた状態を変えずに続けて行きさえすれば、少なくとも命が脅かされることはないから。

だから、人間は慣れを好むんです。

いますか?毎日初対面の人に囲まれて、毎日新しい仕事をして、毎日住む場所を変えると安心する人。

できれば、気心の知れた人に囲まれて、次に何をするのか分かっている仕事をして、同じ場所にある家に帰ってホッとしたいですよね。

なりたい自分になれる方法!違和感を楽しむコツ

 

■変わらないことは維持ではなく後退

繰り返しますが、人間は慣れを好みます。

慣れている状態だと、何も考えなくても安心できる。

つまり、思考が止まってしまうんです。

そうなると、変化を受け入れなくなってしまいます。

ずっと変わらないまま。

一見、変わらずに安定しているのは良いように感じることもあるかも知れません。

でも、時代はどんどん変わっている。

それに合わせて、人々の生活スタイル、思考、行動なども変わっているんです。

それなのに、自分だけが変わって行かないと、結果的に維持ではなく後退していることになってしまいます。

 

■意識し変化を求めないとダメになる

何度も繰り返しますが、人間は慣れを好みます。

言い換えると、変化を嫌う。

だから、意識して変化を求める。

慣れたことを変えることは、ものすごい抵抗があると思います。

それは、は虫類脳が「変えたら死ぬぞ」って抵抗しているから。

でも、その抵抗に打ち勝たないと成長できない。

そう、強く意識して変化を求めて行くんです。

今までうまく行っていた方法も、意識して変えてみる。

この姿勢が成長につながります。

 

■慣れのメリット

では、慣れのメリットは何でしょうか?

私的には、自分の力をどんどん増やしていけることだと思います。

 

■苦手だったことも得意になる

例えば、人前で話すことが大の苦手の私。

でも、数をこなすにつれて、少しずつ慣れて来る。

単純に、苦手な事でも10回、20回とこなしていけば、1回目よりはうまく出来るようになると思います。

そう、慣れることで、出来ることがどんどん増えていく。

 

■意識してチャレンジする姿勢が大切

苦手なこと、チャレンジするのはかなりの勇気が必要です。

もしかすると、それは苦手な状態に慣れているからなのかも知れません。

例えば私の場合は、人前で話すのが大の苦手。

それは、自分の中で「俺は人前で話すのが大の苦手なんだ」って思い込んで、その諦めの状態に慣れているから。

「どうせ俺は苦手なんだよ」って慣れちゃってる。

だから、意識して変化を求めるんです。

言い換えると、意識してチャレンジする。

 

■苦手でも慣れる

敢えて極端に言いますね。

人前で話すのが大の苦手な人でも・・・

毎日毎日、1000人の前で話し続けたらどうでしょうか?

こんな毎日を1年間も続けたら、1000人の前で話すのになんて慣れて、何とも思わなくなると思いませんか?

ほら、苦手だったことも出来るようになるでしょ!

 

■結論は意識すること

ここまで書いて来ましたが、結論は意識することが大切。

慣れた環境で思考停止に陥らないように、意識して変化を求める。

苦手だって諦めていることでも、意識してチャレンジしてみる。

この“意識”する姿勢が自分をどんどんいい方向に導いてくれる。

さあ、早速今の自分を見回してみて、意識してみましょう。

どんどん、自分を成長させていけると思います。