保存版!あがり症に悩む全ての方に贈るあがり症克服の方法①

あがり症克服

■あがり症に悩んでいる方へ

私は、長い間あがり症に悩まされ続けてきました。

人前で話すことにものすごく恐怖心があって、考えただけで心臓がバクバク。

いざ、人前でスピーチをするときには、緊張のあまりに頭が真っ白になってしまい、何を話せばいいのか分からなくなったり、声が震えて、ザワついた聴き手から好奇の目で見られたり、しどろもどろになりなった経験は数えきれないほど。

でも、克服できたんです。

あれほどのあがり症に苦しんだ私が、今は楽しく大勢の前でスピーチ出来ている。

だから、今、あがり症に悩んでいる人の力に少しでもなれたらなぁって思いから記事を書いています。

 

■あがり症対策3点

今回は、普段からの心構えだったり、本番前の練習方法だったり、事前の心構えについての対策を紹介します。

本番当日、余裕を持って迎えられるようにするには、事前の段階での心がけや準備が必要です。

さっそく、私が人前でスピーチをする時に意識していることを3点あげてみたいと思います。

 

■原稿を最低3人に聞いてもらう

あいさつ系のスピーチの時には、原稿を作ると思います。

自分で苦心して作った原稿。

でも、1人で作って、1人で練習して、1人で本番のスピーチをすると、不安を感じます。

「本当にこんな内容で大丈夫かな?」

この不安が緊張やあがりを誘う原因。

だから、原稿が出来たら、少なくとも3人に聞いてもらうんです。

家族でも、友達でも誰でも可。

「自分が作った原稿がおかしくない」

「聞いてもらった~さんも、大丈夫と言っていた」

「私、1人じゃないんだ」

こうして聞いてもらったことが、本番の不安を拭い去って、自信に変えてくれるんです。

もし、3人見つけられない場合は、1人でも2人でも良いと思います。

「1人も難しいよ」って言う人は、ネットを使うこともおススメ。

掲示板に原稿を書きこんでみたり、動画をアップしてみたり、スマホのトークアプリなどで聞いてもらうことも良いかも知れません。

匿名だけど、誰かに聞いてもらったって言う自信を持つことが大切なんです。

「私が作った原稿、おかしかったらどうしよう・・・」

この不安を事前に払拭することが目的です。

 

■会話する人数を少しずつ増やす

人前でスピーチする時にあがってしまう大きな要因が人数。

大勢の前で話すって思うと、それだけで不安を感じるんですね。

でも・・・、

恐らく、あがり症に苦しんでいる人でも、1対1の会話であれば、それほど緊張しないはず。

では、2人相手ならどう?、3人相手なら?

5人相手なら、10人相手なら、20人相手なら。。

恐らく、どこかのポイントで、「緊張するかも」って言う分岐点が来ると思います。

もし可能なら、緊張するかしないかのギリギリの人数相手に話すことで、人数に対して慣れる経験を重ねるんです。

「そう簡単に大人数相手に話す機会がないよ」

大半の人はそう思いますよね。

その時は、スーパー、駅、職場などなど、実際に大勢がいる環境に行ってみる。

そして、そこでスピーチをしているイメージをするんです。

実際に話さなくても、目の前に大人数がいる。

雰囲気を味わうだけでも、大分本番の感覚を感じることができると思います。

ここでは、大人数に見られながら話すことの不安を払拭することが目的です。

「大勢に見られてる・・・」

この状況に打ち勝てるように、人がたくさんいる場所の雰囲気に慣れることが1つの方法になると思います。

 

■何事にも完璧を求めない

実は、これが一番大事です。

何事にも完璧を求めない。

もちろん、全力で原稿を作って、全力で練習して、全力でスピーチします。

でも、完璧を求めない。

言い換えると、「自分を良く見せようとしない」こととか、「背伸びをしない」こと。

結構ありがちなパターンを書き出してみます。

①原稿を一字一句間違えないように意識し過ぎる。

②聴き手の心に残るスピーチをしようとして、自分の力以上のことをしようとする。

③緊張している自分を隠そう、隠そうとする。

④会場の聴き手全員に「良かった」と思ってもらおうとする。

⑤カッコいいスピーチをしようとして、よそ行きの自分になる。

これ、みんな逆効果になってしまう最悪パターンです。

ここ、大切なので、1つずつ検証してみたいと思います。

 

■悪例① 原稿を一字一句間違えないように意識してしまう

①原稿を一字一句間違えないように意識し過ぎる。

原稿どおりに話そうとすると、棒読みになります。

すると、相手の心に刺さらない。

結局、自分の言葉で話してないからなんです。

別にいいじゃないですか!

原稿どおりじゃなくたって、結果的に伝わればいいんです。

完璧を求めない。

私に結構ありがちなのが、話そうとしていた大切な部分が抜けてしまって、話し終わった後で「しまった、忘れた」って気づく。

でも、それでいいんです。

その時の聴き手の状況や雰囲気では、きっと抜けてしまった大切な部分は必要なかったって言うこと。

完璧を求めずに、自分らしく話せばいいんです。

 

■悪例② 自分の力以上のことをしようとする

②聴き手の心に残るスピーチをしようとして、自分の力以上のことをしようとする。

自分の力以上のことをしようとすると、絶対に失敗します。

だって、自分の言葉で話せないから。

背伸びして100メートルを走ったら、絶対に良いタイムは出ないですよね。

そんなことをするなら、自分らしく、自分の言葉で、一生懸命に話せばいいんです。

その方がはるかに聴き手の心に突き刺さると思います、

 

■悪例③ 緊張している自分を隠そう、隠そうとする

緊張している自分を隠そうとすると、余計に緊張します。

だって、無理に抑えようとするから。

大抵の人は人前で話すときに緊張します。

自分が「あの人って話すのうまいなぁ」って憧れている人だって、緊張していると思います。

人前で上手に話せる人なんて、実は本当に少ししかいないんです。

だから、緊張は隠そうとしない。

緊張していたら、それをさらけ出せばいいんです。

原稿が飛んだら「すみません、何を話すか飛んでっちゃいました」

声が震えたら「すみません、緊張しているので」

隠そう、隠そうとされるよりも、緊張している自分を受け入れてもらった方が聞き手の心に刺さります。

繰り返しますが、人前で話す時には誰だって緊張する。

もちろん、聴き手の人も同じ。

「あ、あの人、私と同じだ」って思ってもらえたら、きっと共感を呼ぶと思います。

 

■悪例④ 会場の聴き手全員に「良かった」と思ってもらおうとする

聴き手全員に「良かった」と思ってもらおうとすると、絶対に失敗します。

だって、同じことを話したって、捉え方は人それぞれ。

それに、その日、その時会場にいる人のコンディションだって様々。

イライラしている人もいれば、沈んでいる人もいる。

それなのに、全員から高評価を求めようとするから緊張するんです。

コツは、自分に話しかけるように話すこと。

自分が「良かった」と感じられれば、会場にいる聴き手の中にも同じ気持ちになっている人が少なからずいると思います。

そんな感じで、完璧を目指さなくていいんです。

 

■悪例⑤ カッコいいスピーチをしようとして、よそ行きの自分になる

カッコいいスピーチをしようとすると、絶対に失敗します。

政治家の演説が好例。

難しい言葉で、流ちょうに、カッコよく話している。

でも、聴き手の心には刺さらない。

逆に、うさんくさささえ感じてしまいます。

だったら、自分の言葉で、自分らしく話す。

ヘタクソでも良いんです。

パソコンで均一に印刷された年賀状よりも、多少曲がっていても手書きで書かれた年賀状の方が嬉しい。

間違って直した後があったりしたら、なお温かい気持ちになるんじゃないでしょうか。

「一生懸命に書いてくれたんだな」って。

 

■とにかく自分らしく

こんな感じで、今回はあがり症克服のため、本番の前の段階、普段から意識すべきことをまとめてみました。

とにかく、自分らしく、気持ちを込めてが大切。

あがり症に悩んでいる方、是非参考にしてください。

次回は、本番当日の心構えなんかについて書いてみたいと思います。