完璧でなくていい。未熟でも指導せよ!

人生改善術

■自分の知識を深めてから?

何かを人に指導する時・・・、

「まずは、自分の知識や技術をきちんと高めてからでないと始めていけない」

なんて思っていませんか。

そんなあなた、間違ってますよ!

今回は、行動に移すタイミングについて学んで行きたいと思います。

■行動に移す正しいタイミングとは

でも、「自分の知識が足りないのに、人に指導するなんて大丈夫?」って不安になりますよね。

「もう少し時間をかけて、自分のレベルを上げてから」って思う気持ちも分かります。

では、行動に移すタイミングはいつがベストなのでしょうか。

それは・・・

“思い立った時に即行動”が正しいタイミング!

■自分の場合

昔の自分は、完璧を追求していました。

例えば、会議の場で発言する時。

「自分はまだまだ知識不足だし・・・。 発言したことが間違っていたら嫌だから、意見は言わずにいよう。」

何をするにも、こんな感じでした。

このブログを始めるのだって、 「もっと知識を深めてから始めよう」って思って、

結局何も始められず、時間ばかりが経過して、ようやく一念発起したんです。

■未熟でも指導していい

でも、未熟だった、知識が足りなくたって、自分が知っていることだったら、堂々と指導していいんです。

知識や技術を高めてからじゃない、

今、

まさに今知っていることは、自信を持って人に指導するべきなんです。

■子どもの頃を思い出すと分かりやすい

例えば、部活動。

自分は中学校時代に野球部に入っていました。

なので、自分が中学1年生で野球部に入部したことをイメージしてみてください。

そこには、2年生の先輩たちがいる。

年齢は1つしか変わらないのに、ものすごく遠い存在。

何でも知っている、何でもできる、野球もうまい。

■1つ上の先輩たちの指導

「声出せよ!」「投げるときはこう!」、「こうやって打つ!」

1年生の自分たちに威厳たっぷりで指導。

そんな先輩たちって、ものすごく大人に見えませんでしたか。

でも・・・、

大人になって振り返ってみると、たかが中学2年生。

上を見たら、高校生、大学生、社会人、プロと、 野球だけ見ても、はるかに知識豊富で、知識も技術も比べ物にならない人たちがどれ程いるか知れません。

中学2年の先輩たちが、野球のルール、打ち方、投げ方のメカニズム、上達法など、専門的なことを熟知して指導していた・・・ なんて、到底思えません。

先輩たちは、その時に知っている知識や技術の中だけで、堂々と、自信を持って1年生の後輩たちに指導していたんです。

■そして、自分たちも

4月、また新しい1年生が入部して来て、自分たちは中学2年生。

やっと後輩が入って来て、自分たちは憧れの“先輩”の立場。

そして、先輩風を吹かせて指導するんです。

「声出せよ!」「投げるときはこう!」、「こうやって打つ!」

野球のルールブックを熟読したわけでもない、「これが正しい投げ方や打ち方だ」って言っても大した根拠もない、野球について研究して論文を発表したわけでもない。

そんな自分たちが、偉そうに後輩を指導するんです。

そして、今までと同じように後輩たちも成長していく。

■未熟でも指導していい理由

では、未熟でも堂々と他人に指導していい理由を3点あげてみます。

指導=発信と捉えた方が分かりやすいと思うので、ここからは言い回しを「発信」に変えますね。

■あなたの情報を必要としている人がいる

1つ目の理由は「需要がある」

これが最大の理由です。

例え、自分がその分野についての理解が未熟だったとしても、知っていることはあるはずです。

受け売りでもいい、人から聞いたことだっていい、今朝、新聞で知ったことだっていい。

自分は既に知っている情報、

それをまだ知らない人がいるかもしれない。

その人に伝えられるかも知れないから、未熟でもどんどん他人に発信していいんです。

未熟な自分の発信が、他人の成長につながるプレゼントになります。

■自分の知識として定着できる

2つ目の理由は「知識として定着できる」

情報を得る=インプット、そして情報を発信する=アウトプットです。

学んだことを自分の知識として定着させるためには、断然アウトプットの方が重要。

知識定着のためには、インプット2割、アウトプット8割ってよく言われています。

例えば、数学の授業で方程式を習う。

その時は分かったつもりでも、テストになるとさっぱり。

自分の中できちんと理解(定着)できていないからなんですね。

でも、授業で習った後、自分が先生になって友達に授業をしてはどうでしょうか。

聞くだけでは難しかったことも、自分が解説することで、自分自身の理解が深まると思います。

インプットした情報を自分の中で咀嚼して、それを分かりやすいように他人に伝える。

このプロセスが、自分の中の知識の定着につながります。

■あなたの成長が他人の成長につながる

3つ目の理由は「他人を成長させられる」

自分が情報発信すればする程、自分の成長につながっていきます。

アウトプットして知識を定着させて、また新しい情報をインプットして、それを発信する。

この繰り返しが、自分の成長を促します。

そして、そんな自分が発信する情報が他人を成長させることにつながります。

1回目よりも2回目、どんどん成長する自分が発信する情報は、どんどん質が高くなっていきます。

そして、情報を取る相手も、1回目よりも2回目の方が成長していきます。

だって、成長した自分が発信しているのですから、発信している情報も成長しているのですから。

今は、SNSで手軽に多くの人に情報発信ができます。

自分が発信した情報をより多くの人に届けられる。

その情報が未熟かどうかに関わらず、発信すればしただけ、多くの人に成長の機会をプレゼントできるんです。

■さあ、さっそく行動しよう

今回は、情報発信をテーマにして書いて来ました。

で、情報発信を含めて、何かの物事を行動に移すのは「思い立った時に即行動」がベストタイミング。

完璧な状態になるまで待つ、 知識や技術が向上するまで待つ、 もう少しレベルを上げられるまで待つ。

そんなことをしていると、あっという間に時間が経過していきます。

それは、あなたの情報を待っている人の時間、そして成長の機会を奪い続けるのと同じこと。

もちろん、自分の成長の機会も。

そもそも、完璧な状態があるのかすら分かりません。

だったら、未熟でもどんどん行動して、経験値を上げていきましょう。

さあ、行動に移すのは今です!