目次
■物に囲まれて窮屈な人生を送っていませんか?
・取っておけばいつか使うから捨てられない
・高いお金を出して買ったから捨てられない
・情が移って捨てられない
こんな理由で、物に囲まれていませんか?
実際は使わない物に囲まれて、窮屈な人生を送ってはいませんか?
■物に固執すると最悪な人生を送ることになる
なかなか捨てられない気持ちは、痛いほどよく分かります。
でも、待って。
物に固執していると、最悪な人生を送ることになってしまいます。
今回は、物に固執することがどんなに愚かなことなのかを解説して、解決策を考えてみたいと思います。
■最悪な人生を送ることとは
物に固執すると、最悪な人生を送ることになります。
言うまでもなく、私たちはどんどん年老いて行きます。
そして、最終的に迎えるのは死。
これは避けられない事実。
金持ちも貧乏人も、偉い人も犯罪者も、最後に待っている死から逃れることはできません。
人生の終焉を迎えた時、それぞれが抱えていた物はどうなるでしょうか?
■物の価値は見る人によって変わる
物の価値って、見る人によって変わります。
同じ物をものすごく興味があって、大切に思う人もいれば、全く価値が分からないって人もいる。
物の価値なんて、あるようでないようなもんなんです、実際は。
■私の場合
例えば、私の場合。
ミニカーのコレクションが趣味のひとつです。
限定品、貴重品、オークションで売れば高値で取引されるものなど、価値のある物をたくさん所有しているつもりです。
でも、子どもに見せるとどうなるか。
「ガッシャ―ン!、ドッカーン!!」
容赦なくクルマ同士のぶつけ合いが始まります。
では、奥様に見せるとどうなるか。
「そんなガラクタばっかり集めて、燃えないゴミで出してちょうだい!」
容赦なく罵られてしまいます。
所詮、限定で貴重なミニカーも、価値はこんなもの。
どんなに大切に大切に所有していても、私が死んだ後は、きっと容赦なくゴミの日に出されてしまうでしょう。
■はぎ取られ続けて人生の終焉を迎えることになる
繰り返しますが、人はどんどん年老いていきます。
若いうちは得るものばかりだったかも知れません。
でも、歳を取るにつれて、得る物は減って、失うものがどんどん増えていく。
若さを失い、気力を失い、体力を失い、健康を失い、友達を失い、家族を失って行く。
こればかりは、世代交代で避けようがありません。
それに加えて、大切に大切にしていた物だって、他人にガラクタ扱いされて、乱雑に扱われて捨てられてしまう。
高かった物も、苦労して手に入れた物も、神経をすり減らす思いで保管、保存して来た物も関係なし。
容赦なくゴミ集積所に積み上げられることになるんです。
物に固執すると、こんなに悲惨な最期を迎えることになってしまうんです。
■物よりも自分を大切にする
確かに、大切な物もあるかも知れません。
でも、どんなに大切な物よりも大切な物は自分自身です。
例えば、こんな経験はありませんか?
・物があふれて、必要な物を探さないといけない。
・滅多に使わない物が積み重なって、家のスペースを占領している。
・いつか処分しようと思っていながら、1年以上そのまま放置している。
これ、自分の人生を窮屈にしていると思いませんか?
■物を所有することによる喪失
物を所有することで、喪失していることに目を向けましょう。
・物があふれて、必要な物を探さないといけない。
→時間の喪失
・滅多に使わない物が積み重なって、家のスペースを占領している。
→場所の喪失
・いつか処分しようと思っていながら、1年以上そのまま放置している。
→やる気の喪失
物を所有することで、自分の人生をこれだけ喪失してしまっているんです。
■物を処分するための3ヶ条
物に固執することの恐ろしさ、愚かさは分かってもらえたことと思います。
では、捨てられない物を処分するための3ヶ条をあげたいと思います。
■一時預かりと思う
その① 一時預かりと思う
持っている物は、自分が所有している自分のモノですよね。
でも、その発想を少し変えてみる。
ずっと所有しているのではなく、一時的に自分が預かっていると考える。
だから、今使わないのであれば一旦手放して、必要になった時にまた預かればいい。
もちろん、「お金を出したのに手放して、手に入れる時にまたお金を払うのは馬鹿げている」って思う人もいるでしょう。
でも、使わないのに保管している状態は、時間、場所、やる気を奪われています。
普通、コインロッカーや貸倉庫など、物を預けておくにはお金がかかります。
そのお金をもらえずに預かっている上、失うものもたくさんあるんです。
だったら、一度手放しても、絶対に損はしないはずです。
■所詮はモノだと割り切る
その②所詮はモノだと割り切る
ぬいぐるみ、服、ランドセル、教科書、写真などなど、情が移って捨てられない人は多いですよね。
モノたちが「捨てないで、ずっと一緒にいたい」って訴えかけてるように感じてしまう。
でも、そこは落ち着いて。
物は、所詮モノ。誰かが作った工業製品なんです。
ぬいぐるみだって、人や動物の形こそすれ、原材料は綿や布、糸など。
そんな物に振り回されて、時間や場所を奪われて、悲惨な人生の終焉を迎えてもいいのでしょうか。
だから、思い切ってポイ!
目の前にあると情が湧きますが、姿かたちが無くなれば、意外とすぐにあきらめはつくもの。
その後にやって来る爽快感はたまりません。
■データで残す
その③ データで残す
今の時代、デジタル化が進んで、いろいろな物がコンパクトになっています。
スマホで写真を撮って、ハードディスクに保存。
昔みたいに、大量のアルバム、カセットテープ、ビデオテープなんかが場所を占領するなんてことはなくなりました。
大量のデータも、小さなハードディスクに保存できる。
これ、活用しない手はありません。
捨てられない物を写真に撮って、データとして保存するんです。
ぬいぐるみも、アルバムも、ランドセルも教科書も。
データで残せるものはデータ化して、別の形で見られるようにする。
これで、捨てる時の抵抗感は大分減らせると思います。
■人生の主役はモノではなく自分
人生の主役はモノではありません、自分。
その自分が、人生最後の日を迎えた時に満足できることが大切。
使わない物の整理に貴重な時間を使うよりも、その時間はたくさんの経験をした方がいい。
旅行でも、食事でも、散歩だっていいと思います。
使わない物に捧げている時間を、是非自分のために使って、有意義な人生を送っていきましょう!
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