目次
■自分ってどんな人?
自分のこと、どう思いますか?
人見知り、口下手、根が真面目。。
これ、私が私自身に抱いている自分のイメージです。
言い換えると、自分らしさ。
でも、知っていました?
自分らしさって自分の成長を邪魔するんです、実は。
■成長のためには、自分らしくない自分になること
今の自分に満足できている人はそのままで良いと思います。
でも、少しでも満足できていないのなら、自分を変えたいですよね。
そのためには、自分らしくない自分になることが必要です。
■自分らしさが一番安心する
でも、考えてみると、「自分らしい」のが一番自分らしい。
だって・・・、
今までの経験の中で積み上げてきた自分だし、
今まで周りに認められて来た自分なんだし、
今まで何事もなく生きて来ることが出来た自分なんだから。
自分らしくいた方が、何よりも安心できるんです。
自分らしさに対してのこの安心感が成長を邪魔するんですね。
だんだん、分かって来ました。
■らしくないことをしてみると・・・
例えば、人見知りだって思っている私。
初対面の人に「初めまして」、「どこから来たの?」、「休日は何しているの?」
なんて感じで、自分の方から次から次へと話しかけたらどう思います?
自分らしくないし、そんな自分に対して、恥ずかしさや違和感を感じると思います。
しかも、強烈に。
■違和感の正体は
人間には生存本能があります。
それを司っているのが、私たちの脳の中にある爬虫類脳。
言うまでもなく、人間は生きてこそなんぼ。
無意識のうちに、体の中では生きるために必至に戦っているんですね。
今まで生きて来られた自分。
それを敢えて変えることは、もしかしたら死んでしまうと言うリスクを抱えることになりかねません。
だから、爬虫類脳が必死に抵抗するんです。
「おい、そんな自分らしくないことするなよ!」って。
これが、自分らしくないことをした時の恥ずかしさや違和感の正体。
■成長に違和感はつきもの
言い換えると、成長するには違和感がつきもの。
「なんだか、自分らしくない。恥ずかしい」
そう感じるのは、今までの自分から変わっている証拠。
逆に言えば、違和感を感じないうちは、今までの自分と変わっていない証拠なんです。
■どんどん違和感を感じよう
だったら、どんどん違和感を感じて成長した方がいいと思いませんか?
自分らしくない自分=成長して変わった自分。
違和感の数だけ、成長した自分に出会えているんです。
■自分はこうなりたい!
誰でも憧れる自分像があると思います。
「自分がこうだったらな」っては誰もが思いますが、「こうなりたい!」って思う人はわずか。
まずは、「こうなりたい!」って思うことから始めましょう。
思うことから行動が始まり、行動すると変われます。
■あえて演じてみる
「こうなりたい!」って思ったら、行動にうつします。
その行動とは・・・
「自分らしくない自分」をあえて演じてみること。
自分のガラじゃないから、最初はかなりの恥ずかしさや抵抗感があります。
でも、続けて行くうちに、いつの間にか恥ずかしくなくなってしまう。
人間って、良くも悪くも、慣れてしまう生き物なんですよね。
そうして、抵抗感がなくなったと言うことは、自分らしくなかった自分が、本当の自分になったということ。
何だか、頭がこんがらがっちゃいそうですが、自分が変われた、変わった自分をモノにできたと言うことなんです。
■私のエピソード
自分を変えたい。
そう思ったのは、自分があまりに人見知りで口下手だから。
困っている人に、さりげなく声をかけられる。
場の雰囲気を感じて、明るく盛り上げられる。
誰とでも気さくに会話できる。
こんな人を見ると、「うらやましいなぁ」と感じていました。
「自分には無理」って思ったこともありました。
でも、自分を変えたい。
思い切って、自分を変えてみることにしたんです。
だから、あえて「気さくに話しかけられる人」を演じてみました。
■ほめてみる
自分が行動したのは、誰かの「ほめ所」を1つ探して、口に出してほめること。
これまで、そんなことはしたことがないし、最初はものすごい抵抗感でした。
そう、爬虫類脳がメチャクチャストップをかけて来たんです。
「お前らしくないからやめろ!」って。
最初は、「ほめたい」と思っても口に出せませんでした。
■劇の練習だと思ってやってみる
自分が工夫したのは、ほめることを劇の練習だと捉えたこと。
「劇の練習だから、本当の自分がほめてるんじゃない」、
「“練習で”仕方なくほめるんだ」って自分に言い聞かせて、ほめてみました。
■ほめられた方は嬉しい
「あ、そのかばん、かわいいですね」
職場の女性職員に思い切ってほめる。
かなりの恥ずかしさでしたが・・・
ほめられた方は嬉しいんですよね。
「え、ありがとう。これ、自分でプリントしたかばんなんですよ」
なんと、自分で模様をプリントしたかばんだったんです。
後日、「こんなのもあるんです」と、別のかばんを見せてくれました。
そこから、どんどん会話が広がる。
そうして、誰かにほめることを繰り返した結果、1カ月もすると、ほめる自分が、すっかり本当の自分になってしまいました。
さりげなくほめられるし、誰かの良い部分を口に出してほめないと、逆に変な感じがする。
こうして、自分を変えることに成功したんです。
■意識することが大事
人は、こうして変わることができます。
自分がやってみて分かったこと、それは、意識をすることの大切さ。
「変わりたい」って意識しないと変われない。
最初の違和感は強烈ですが、すぐに慣れてしまう。
あなただって、意外と簡単になりたい自分になれると思います。
さあ、意識して違和感を求めてみましょう!
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