負けを求め続けろ!

人生改善術

■成長したいと思っても、なかなか変われない現実

「自分を高めたい」、「成長させたい」と思う人は多いと思います。

でも、実際に変わることって難しい。

自分を変えようと一念発起して、成長するための行動をして、実際に自分を変えていく。

成長するためにはこのプロセスが必要になりますが、

長期間続けて成長をモノにするに至ることは、とにかく難しい。

成長できたと思っても、少し油断をすると元に戻ってたり。(ダイエットや禁煙、禁酒なんかそうですよね)

「 よし、自分を変えるぞ!」って思っても、3日坊主で終わったり。(早寝早起きなんか、3日坊主の王道)

そもそも、変わりたいと考えるだけで行動に移すに至らなかったり。(試験勉強で、参考書を買って満足)

■自分を変えたい、成長させたいと思った時にすべきこと。

難しいのは承知。でも、自分を成長させたい!

そんな時に最も有効な方法は・・・ シンプルに

「負けること」です。

■何度も言いますが、変わるのは難しい

実際、人ってなかなか変われません。

「自分の内向的な性格を何とかしたい!」・・・ そんな深い部分の望みはもちろん、

「外見を明るく変えたい!」、「ダイエットしてやせたい!」 なんていう簡単な望みだって、

思って、行動して、続けたって、なかなか変わることは難しいんです。

■自分を変えることが難しい理由

なぜ、自分を変えられないか。

それは、今までのままの方が居心地がいいから。

だって、今まで、それで何年も、何十年も普通に生活して来て、今に至っているんです。

無理に変えなくても、これから先、何年も、何十年も、今まで通りに生きていけるから。

人間の脳には、生存本能があります。

生存本能の最優先すべきことは、身の安全。

そのために、“新しい変化”=“死ぬかも知れないリスク”と捉えてしまうんです。

だから、なかなか変われない。

■負けを求める大切さ

そこまでは分かった。でも変わりたい!

だったら、負けを求めるんです。

人間、悔しさが一番のクスリになると思います。

とにかく、負けに負けて悔しい思いをする。

■自分が負けを痛感した経験

自分のエピソードを紹介します。

ある会で、会長を引き受けました。

自分の前の会長は、明るい、さわやか、話が面白いの三拍子そろった方で、自分と正反対。

会長を退いたあとも、会に残って活動を続けてくれていました。

会長の自分は、重責と闘いながら、一生懸命に雑務をこなします。

そう、誰よりも時間を割いて、誰よりも努力して、誰よりも真剣に。。

でも、会で集まったときに、みんなが話しかけるのは前会長。

会議で前会長が発言すると意見がたくさんあがるのに、自分が発言すると「シーン・・・」。

数名で会話している時も、みんなの目線は前会長の方で、自分には誰も目線を向けない。

「誰よりも努力して、時間を使って、頑張ってるのは俺なのに。。。」

強烈に悔しい思いをしました。

■負けから学ぶことの大切さ

ここで大事なのは、悔しさを噛みしめるとともに 「負けを認めること」。

「いや、俺は絶対に負けてない」では変われないんです。

ここが難しいところ。

負けた→なぜ→どうすれば勝てる→やってみる このプロセスがポイント。

一旦負けを認めた上で、

・どうして負けたのか

・どこが違うのか

・どこが足りないのか

敗因を徹底的に検証する。

そして、勝つためにすべきことを考える。

この検証と、その後の行動が自分を変えるんです。

■自分の“負け”を分析して学んだこと

自分の場合、敗因は3つ。

①口下手

②笑顔が少ない

③真面目すぎる

さて、どうすれば勝てるのか・・・ 。

頭をひねりつくして検証した結果、

“余裕を持つこと”が勝つためのキーワードとしてあがりました。

余裕を持てば、笑えるようになる、話が面白くなる、会話が弾む。

さらに余裕を持てるの好循環になると考えたんです。

そして、さっそく行動。

100%全力は尽くすけれど、 失敗したっていいし、深刻に考えないし、自分のやれる範囲で大丈夫。

すると、自然とやって来るんですね、いい流れが。

その会以外の場でも、このマインドでやって行くと、不思議とうまくいくようになりました。

■積極的に負けを求めに行こう

話を戻します。

自分を変えたければ、負ける。

負けずに成功すれば気分がいいですが、“勝ち”から得られるものは何もないと思います。

とにかく負ける。

そのために、あえて負けを求めに行く。

自分にできないこと、自分に足りないもの、自分のダメなこと。

それに気づかせてくれてくれるのは「負けること」だけ。

さあ、どんどん負けて、悔しがって、負けを認めて、自分を変えて行きましょう。