目次
■自分のキャラってありますか?
俺は無口で、人見知りで、人前で話すのがとにかく苦手。
だから、トークが上手で、社交的で、人前で堂々と話せる人を見ると
「すごいなぁ」、「うらやましいなぁ」、「カッコいいなぁ」と思います。
そして最後に・・・
「俺には無理、俺のキャラじゃないし」の一文が付きます。
あなたも、自分のキャラってありますか?
■自分のキャラって、誰が作ったの?
でも、「無口、人見知り、人前で話せない」のキャラって、果たして誰が作ったの?
そもそも・・・、
無口って言ったって、ひと言も話せないわけじゃない。
人見知りって言ったって、家族や友達などとは打ち解けられる。
人前で話すのだって、何百回も講演をして苦手だって思ったわけじゃない。
そりゃあ、人前で話した時にあがっちゃって顔が赤くなったとか、声が震えたなんてことが何度かあって苦手意識を持ったんでしょうけど、そんなの全然致命的じゃない。
もしかすると、無口、人見知りとかって、自分自身の壮大な勘違いかも。。
■勘違いが自分のキャラを作って行く
今、自分が思っている自分自身のキャラ。
当たり前に思っているけど、勘違いかも知れない。
でも・・・、
「俺は、無口」、「俺は人見知り」、「俺は人前で話すのが苦手」って勘違いして、そう思い込むことで、本当に無口、人見知りになって行くから怖いし、面白い。
■人間の脳はだまされやすい
人間の脳ってスゴいように見えて、実は簡単にだまされちゃうんです。
トリックアートなんか、その典型ですよね。
で、たった一度“人前で話す”時に緊張してしまっただけで、
「ああ、俺は話すのが苦手だ」、「人前だと緊張する」、「人前で話せない!」って思い込んでしまう。
すると、次に人前で話す機会が来ても
「苦手・・・」、「嫌だ・・・」、「できない・・・」って脳がストップをかけるんです。
がんばって上手に話そうとしても、
「そんなのお前のキャラじゃないよ」、「お前は口下手だろ」って。
こうして、俺はどんどん無口、人見知り、人前で話せないヤツになって行く・・・。
■思い込みを逆手に取ろう
では、どうすれば無口、人見知り、人前で話せないヤツを克服できるのか。
苦手分野の克服ですね。
それは簡単、
「思い込みを逆手に取ればいいんです」
■脳を錯覚させるのに邪魔するもの
「でも、思い込んだだけで人前で堂々と話せるようになるなら苦労しないって!」
そう言いたい気持ち、分かります。
では、苦手分野ってなぜそう簡単に克服できないんでしょうか。
それは、あるモノが邪魔をするからなんです。
■爬虫類脳をぶっ壊せ!
ある物とは、人間の「生存本能」。
人間の脳には爬虫類脳っていうのがあって、そこが生存本能を司っています。
そう、生きて行くために欠かせない部分。
俺は、ここまで無事に生きて来られた。
そして、これからも無事に生きて行きたい。
そうなった時に、爬虫類脳が新しい分野に手を出すことに激しくストップをかけるんです。
なぜか・・・
そう、俺はこれまで無事に生きて来られてるから。
たとえ無口でも、人見知りでも、人前で話すのが苦手でも、無事に生きて来られているんです。
それなのに、おしゃべりに変わったら、人懐っこく変わったら、人前で話せるように変わったら、死んでしまうかも知れない。
これまでのやり方を続ければ無事に生きていけることが分かっているから、爬虫類脳は、新しいことを激しく排除しようとするんです。
生きるために。
そう、爬虫類脳をぶっ壊さないといけないんです。
■違和感を感じること
では、爬虫類脳の制止を振り切って、人前で上手に話そうとしたとします。
すると感じるのが、強烈な違和感。
「お前は人前で話せない人だろ」、「何話せるフリしてんだよ」って爬虫類脳がストップをかける。
それを乗り越えようとすると・・・
「人前で明るく話すなんて俺のキャラじゃないよな」って違和感。
この違和感に打ち勝つか、負けるかが苦手克服の分かれ道。
■違和感に負けると
「やっぱり、自分らしくないや」
もし、違和感に負けると、爬虫類脳が笑顔で出迎えます。
「そう、お前は話せないよ。その方が居心地がいいだろ」
これまでと変わらず、無事に生き続けられるから、居心地はいいんですよね。
■違和感に打ち勝つためには
「こんなに明るく話してるの、俺のキャラじゃない」
ものすごく居心地が悪く感じます。
爬虫類脳は必至でストップをかけ続けます。
でも、それに打ち勝つ。
それには、
「俺は人前で話せるようになるんだ!」って言う強い意識。
苦手を克服しようとする強い意識が必要です。
■時間が解決
確かに、初めはものすごい違和感です。
でも、時間が経つにつれて薄れて来る。
そう、爬虫類脳が錯覚し始めるんです。
「あれ、人前で上手に話せても、無事に生き続けられるかも」って。
そうすると、脳は勘違いし始めます。
「俺は、人前で話すのが苦手じゃないかも」って。
■初めて会う人にとっては
そして、そんな苦手克服のチャレンジの応援をするのは、初対面の人。
違和感を感じながらも、「人前で何とか上手に話せた」俺。
俺の中ではものすごい違和感ですが、初対面の人にとっては・・・
「あの人、人前で話すの上手だよね」でしょ。
そう、俺が感じている違和感なんて知らない初対面の人にとっては、俺は人前で上手に話せる人以外の何物でもない。
例えるなら、根暗だったヤツが、クラスが変わるきっかけを利用して、一気に人気者になっちゃおうとするようなもの。
■自信を持てるようになる
そうして、なりたい自分をイメージして行動していくと、自然と自信がついてきます。
俺の場合だと、無口、人見知り、人前で話せないヤツじゃなくて、
おしゃべり、人懐っこい、人前で堂々と話せるヤツになれる。
そのためには、違和感に負けるんじゃなくて、違和感を楽しむこと。
■なりたい自分になれる
こんな自分になりたい、あんな自分になりたいって思ったら、なったつもりで振る舞うんです。
そこで爬虫類脳がストップをかけたら・・・
「あ、違和感を感じた。俺、苦手克服のチャレンジをしてんじゃん!」
って自分を褒めて、自信を持って振る舞い続ける。
それを繰り返しているうちに、いつの間にかなりたい自分になっているはず。
あなたも、自分のなりたい自分をイメージして、その通りに振る舞ってみてください。
きっと、なりたい自分になることができますよ。
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