保存版!あがり症に悩む全ての方に贈るあがり症克服の方法④

あがり症克服

■あがり症に悩む全ての方に贈ります

あがり症克服のための方法、第4弾。

長年あがり症に苦しんだ自分自身の経験をもとに、あがり症克服のための方法をまとめたいと思います。

4回目の今回は、スピーチの本番中にあがらないための方法をまとめたいと思います。

 

■本番が始まってから

緊張が高まり、いよいよ本番。

聴き手を前にしてスピーチをしています。

話している間、あがらないために心がけるべきことを3つまとめてみたいと思います。

 

■イメージは聴き手よりも大きな自分

その① イメージは聴き手よりも大きな自分

大勢の聴き手を前にして話すと、緊張する人がほとんどだと思います。

昔から聴き手を「大根だと思え」なんて言われていますよね。

でも、野菜に見ろって言ってもなかなか難しいもの。

私は、聴き手よりも大きな自分をイメージすることで、気持ちを楽にしています。

ステージ上で話す自分は巨人。

目の前にいるのは、小人いや。ありんこのように小さい聴き手。

こんなイメージをすると、気持ちが大分落ち着いて来るんじゃないかなって思います。

 

■聴き手は味方

その②聴き手は味方

大勢の聴き手を前にしてスピーチする。

100人いれば200個の目玉、500人いれば1000個の目玉で見られるわけです。

何度も言っていますが、緊張すると、自分の頭の中では悪い方のイメージがどんどんふくらみます。

「聴き手全員が私の一挙手一投足を凝視している」

「なんだアイツ、あがってるじゃん!って思われてる」

「失敗したら、あの時ガチガチに緊張してたヤツじゃんってずっと言われ続ける」

こんな妄想が頭の中で膨らんできます。

そう、聴き手は敵。

私の緊張をあざ笑うかのように、冷たい視線で私を凝視している敵。

こんな風に考えてしまうかも知れません。

でも、ちょっと待って、聴き手は味方なんですよ、本当は。

 

■私のエピソード

以前、大勢の聴き手を前にスピーチをする機会がありました。

話していても足が震えるくらいで、その時の私はガチガチに緊張していました。

聴き手は全員的に見える。

「聴き手全員、私が失敗するのを待ち構えている」

そんな風に思いながらスピーチしていたんです。

「失敗できない・・・」張り詰めた気持ちで聴き手の方に目を向けました。

すると、真剣な表情でこちらを見ている聴き手が何人もいました。

そして、私のスピーチに「うん、うん」とうなずきながら真剣に聞いてくれている。

うなずきながら聞いてくれているその姿を見たときに、電気が走るような感動を覚えました。

「ああ、私の話をちゃんと聞いてくれているんだ、それも真剣に」

あの感動は、今でも忘れられません。

聴き手は私のことを緊張させる敵って思っていたのが一転、聴き手はスピーチする私に勇気をくれる味方だって初めて分かったんです。

それ以来、スピーチ中に自分の方を見ている聴き手がいると嬉しくなりました。

まだまだ緊張はするけれど、聴き手に見られることの恐怖感はなくなりました。

 

■聴き手を自分の力に変えよう

こんな感じで、聴き手は敵ではなく、自分に力をくれる心強い味方。

大勢の聴き手が私を見て聞いてくれればくれるほど、力をもらえていると考えるんです。

そうすることで、緊張も大分解けて来ると思います。

 

■失敗しても隠そうとしない

その③ 失敗しても隠そうとしない

スピーチに失敗はつきもの。

言う間違い、噛んでしまう、大事な部分を話すのを忘れてしまう・・・

そんなこと、日常茶飯事だと思います。

それなのに、失敗を隠そうとすると、余計に緊張してしまうことになります。

だって、話すことだけで精一杯なのに、失敗を隠そうとすることまで余力がないですから。

だから、失敗したら、そのまま受け入れる。

スピーチは次々と続いて行きます。

「しまった」って動揺すると、次に話すべきことにも支障が出てしまうんです。

だから、失敗しても隠そうとしない。

 

■私のエピソード

娘の保育園で役員になって2年目。

保護者総会の時に、役員がステージに上がって自己紹介をする機会がありました。

2回目なので、段取りも把握している。

だから、ついつい欲が出たんです。

「カッコいいこと話してやろう」って。。

自分が出来るスピーチ以上に背伸びをしているので、最初から異常にドキドキ。

そして、いよいよ自分の番。

緊張のあまり、言うことを忘れてしまったんです。

それを隠そうとして、隣の人の顔を見て、挙動不審な笑顔。

10秒ほどの沈黙の後、思い出した内容を話し始めましたが、結局しどろもどろで、何を言いたかったのか全く伝わらなかったと思います。

 

■失敗を隠さない

私の場合、忘れてしまった原稿を思い出しているのを隠そう、隠そうとして、「隣の人の顔を笑顔で見る」と言う意味不明の行動をしてしまいました。

だいたい緊張している人間のすることなんてこんなもん。

隠そうとしても、聴き手にはばっちり伝わってるんですね、失敗したのが。

だったら、素直に「すみません、原稿を忘れました」とか、「あれ、何を言おうとしたんだっけ」とか公表してしまえばいいんです。

 

■聴き手は受け入れる

失敗を必死で隠そうとしないで、聴き手に公表する。

結構勇気がいると思います。

でも、その失敗、聴き手は必ず受け入れてくれます。

だって、誰でも人前でスピーチするのは緊張するし、言い間違え、言い忘れをするから。

逆に、失敗を公表して一生懸命に話している姿を見ると、

「ああ、あの人も私と同じなんだ、頑張れ」って、聴き手側が共感してくれると思います。

そうするとシメたもん。

話すこと話すこと、しっかりと共感しながら聞いてくれるようになると思います。

ますます、聴き手が味方になるんです。

言い換えると、失敗を隠そうとすればするほど、あなたの中で聴き手が敵になって行くんだと思います。

 

■高等テクニックは失敗を笑いに変えること

失敗した時に隠さない。

「あ、何を話すか忘れた」

「昨日、緊張して寝てないからすみません(笑)」なんて感じで失敗を笑いに変えられれば、なお会場は和むと思います。

もしかしたら、笑いが起きて、より盛り上がるかも知れません。

でも、これは高等テクニック。

さすがに私も、まだできません。

あくまで参考程度に。。

 

■大事なのは

ここまでまとめて来ましたが、本番中に大事なのは、聴き手を味方に感じることだと思います。

「アイツ、何を話すんだ?」

じゃなくて、「あの人の話を聞きたい」って集まってくれている。

だから、聴き手を味方にして、力をもらって、聴き手の心に突き刺さるスピーチをすることが成功の秘訣だと思います。

大人数相手だと緊張するのは当たり前。

でも、その大人数は敵ではないですよ。

あなたの話を聞いてくれる心強い味方なんです。

この気持ちを忘れずにいるだけで、あがり症は大分軽くなると思います。