目次
■無意識に言ってませんか?
「お茶とコーヒー、どっちがいい?」
「お茶でいいよ~」
こんな返事、無意識にしていませんか?
心当たりのあるあなた、ちょっとヤバいかも。
■問題はどこ
「お茶でいいよ~」の返事。
そもそも、ヤバいかもって言われている問題、どこにあると思いますか?
この段階で気づけないあなた、かなりヤバいかも知れませんね。
■正解は・・・
では、正解発表です。
「お茶“で”いいよ~」
この“で”が大問題なんです。
は?なんで??
そんなヤバい状態のあなた、一体どうすればいいのか、見て行きましょう。
■お茶でいい=雑な答え
「お茶でいいよ~」は雑な答えなんです。
だって、お茶“で”いいわけですよね。
どうしてもお茶“が”飲みたいわけじゃないんですよね。
だったら、雑な答えじゃないですか?
■日本語って難しい
お茶でいい=(お茶でも、)何でもいい
お茶がいい=(どうしても)お茶がいい
微妙だけどかなりの差、この違い、あなたは分かりますか?
■自分に例えてみるとよく分かる
そんなの、意味が伝わればいいじゃんか、細かすぎるんだよ!
そう言いたい気持ちは良く分かります。
では、お茶じゃなくて、あなた自身に例えてみたらどうでしょうか?
仮に、あなたを鈴木さんとします。
例えばこんな感じ。
◎パターン①
「今度の飲み会の幹事、誰にしますか?」
「鈴木さんでいいよ」
◎パターン②
「今度の飲み会の幹事、誰にしますか?」
「鈴木さんがいいよ」
■“で”と“が”でやる気も変わる
パターン①とパターン②、どうですか。
あなたが幹事を頼まれたときのやる気も変わって来ませんか?
◎パターン①
「鈴木さんでいいよ」
なんだよ、俺じゃなくて誰でもいいんじゃねーか。
だったら、面倒だ。適当にやればいいか!
◎パターン②
「鈴木さんがいいよ」
え、俺じゃなきゃダメなんて、ちょっと嬉しいかも。
いいお店調べて、俺にしかできない飲み会を企画して、みんなに喜んで貰おう。
わずか“で”と“が”の違いだけ。
でも少しの差が大きな差。この違いです。
■少しの差が大きな差に広がって行く
この少しの差、続けていくうちにどんどん大きくなって、後々取り返しがつかないことになって行くんです。
ここで、改めて振り返ってみてください。
何かを決める時、雑になっていませんか?
その一つひとつの雑さが、最終的に大きな大きな結果の差になって目の前に現れます。
■“で”を“が”にする効果
では、“で”を“が”にする効果を見てみましょう。
■物事を決めるとき
まずは、物事を決めるときの意識です。
お茶とコーヒーを決めるとき。
「お茶がいい」と意識して“が”を使う。
そうすることで、出されたお茶のありがたみが増して行きます。
「お茶が、そう、このお茶が欲しかったんだ」
意識してこう思うことで、自分の心は無意識のうちにポジティブになって行きます。
■気持ちがポジティブになる
例えば、バッグを購入するとき。
「黒と茶色、どっちにする?」
「黒“が”いい!」
そう、この黒いバッグが欲しかったんだ。この黒いバッグじゃないとダメなんだ。
満足感いっぱいで、心はウキウキ。
そして、そんなバッグを大切にしたい気持ちだって湧いて来ると思います。
■誰かに頼むとき
「次のプロジェクトリーダーは鈴木さんがいい」
そこには、鈴木さんじゃないとダメ、鈴木さん以外に任せられないって言う気持ちがこもります。
頼んだあなたも、是非、鈴木さんにお願いしたい。
自信を持って依頼することで、ポジティブな気持ちになって行きます。
頼まれた鈴木さん方も、よし、自分が期待されているんだ!と、ポジティブな気持ちを持つと同時に、依頼したあなたに信頼を感じるようになるでしょう。
■自分に自信が沸く
こうして、いろいろな場面で“が”を使っていくことで、自分の自信にもつながって行きます。
何をするにも、「私が」を意識。
そう、私にしか出来ないんだ、私じゃないとダメなんだって無意識に自分に自信が沸いて来る。
この自信が、何かをするときにいい流れを運んで来てくれます。
「私ならできる」、「私なら大丈夫」って。
■日常を丁寧に生きて行く
何かの目標があるとき、期限があるとき、必要に迫られた時には、私たちは意識して頑張ることができます。
でも、人生の中で常に何かがあるわけじゃないですよね。
それこそ、24時間、365日、何かの目標や期限などあるわけじゃない。
逆に言うと、何もない時間の方が圧倒的に多いはず。
その何もない時間を丁寧に意識できるか、雑に過ごすかの違いが、後々大きな結果の差になるんです。
日常を丁寧に生きて行くこと、これを忘れないようにしないといけませんね。
みなさんも、“で”ではなく“が”!
意識して実践してみてください。
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