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■人生に嫌なことはつきもの
誰でも、生きていると嫌なことは避けられません。
仕事、家庭、近所づきあい。
人間関係から、仕事上の問題まで、あらゆる嫌なことを乗り越えていかなければなりません。
でも、少しでも楽になれるなら、その方がいいですよね。
今回は、嫌なことがあっても、その嫌な気持ちを最小限に抑えていく方法を書いてみたいと思います。
■私のエピソード
最初に、私のエピソードをひとつ。
職場で、ある会議の進行役を任されています。
その会議は、職場の中でも大きな会議で、参加者は20~30人。
結構重要な議題を話し合ったりする会議なんです。
でも、その進行が大変。
■意見が挙がらない、盛り上がらない
何が嫌かと言うと、会議中、終始緊張した雰囲気で、室内は「シーン・・・」
参加者同士で、どんどん意見を出し合って議論して欲しいのですが、意見を求めても誰も発言しない。
毎回、進行役の私と、1~2名の役職者だけが話して終了みたいな感じ。
とにかく、苦痛。
毎月開催される会議なのですが、終わると「ホッ、やっと終わった」。
そして、「あぁ、来月も嫌だな」
こんな感じ。
■会議のことを考えると気が沈む
とにかく、会議自体が嫌。
毎月のことなので、日に日に会議の日が近づいて来ると、どんどん気が沈む。
「あ~、嫌だ」
■会議の何が嫌なのか考えてみる
でも、このままじゃダメだ!
一念発起して、会議の何が嫌なのか考えてみることにしました。
・意見が出ないこと
・議題が難しいこと
・自分の進行が下手なこと
■気付いた嫌な部分
そんなことを考えながら、実際に会議の進行をしていきました。
すると、気付いたんです、何が嫌だったのか。
それは、議題の中に、自分が属さない部署の検討事項が含まれていたこと。
意見を求めようとしても、私が属さない部署の課題なので、自分が良く分からない。
発言しやすいように配慮しているつもりが、参加者の思いと私の思いがズレている。
だって、進行している私自身が課題に対してピンと来ていないから、空回りしている。
「これじゃダメだ」って焦れば焦るほど、私自身の緊張感が高まり、空回りが加速。
そんな気持ちが、知らず知らずのうちに私の緊張感を高めて、結果、室内の雰囲気が張り詰めて、意見を出しにくくしていたんです。
■分かったこと
これで分かったこと。
それは、会議自体は別に嫌じゃなかったって言うこと。
何が嫌なのか、細分化して考えることで、本当に嫌な部分が分かったんです。
自分がピンと来ない別部署の課題についての検討が嫌だって。
■嫌な部分に対策
早速、嫌な部分=「自分がピンと来ない別部署の課題についての検討」への対策に乗り出しました。
その部署のスタッフに事前に話して、「俺、この課題が実際によく分からないから」とヘルプを出しました。
それから、無理に意見を求めようとせず、自分がリラックスして会議に臨むように努めました。
結果、私自身も気楽になり、会議中の雰囲気も大分柔らかくすることに成功したんです。
■何が嫌なのか具体的に分析する
この経験で学んだことは、同じ嫌でも、その中の何が嫌なのかを突き止めていくこと。
漠然と会議が嫌で、1か月ごとに胃がキリキリと痛むような思いをしていました。
でも、会議の中の何が嫌なのかを分析して、突き止める。
この行動のおかげで、会議自体は別に苦にならなくなりました。
■漠然と嫌じゃなくって、何が嫌なのかを具体的に考えてみる
嫌なことがあると、その事で頭がいっぱいになりがちです。
でも、細分化して何が嫌なのかを具体的に明確化してみる。
あ~嫌だ、メチャクチャ嫌だって思っていることも、実は、嫌な部分ってごく一部だったりするのかも知れません。
■いろいろなことに当てはめて細分化してみる
細分化、嫌なことに限らず、他のいろいろな物ごとに活用できると思います。
例えば、苦手な人。
「あ~、アイツ苦手だわ」って避けてしまうこと、良くあると思います。
でも、そこで細分化。
どこが苦手なのか。
考え方なのか、話し方なのか、顔なのか。
こうして考えてみると、実はそんなに悪いヤツじゃなかったりして。
例えば、あがり症。
「もう、緊張してダメ」って思うこともありますよね。
でも、そこで細分化。
大勢に見られるからなのか、活舌に自信がないからなのか、原稿の暗記が苦手なのか。
細分化してみると、本当に苦手な部分が分かって、対策をしやすくなるかも知れません。
■前向きに生きて行くために
前向きに生きて行くためには、嫌なことは極力避けたいですよね。
そのためにも、目の前のことがなぜ嫌なのか、細分化する習慣をつけること、おすすめします。
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