■認めたくない負け
例えば、こんな場面をイメージしてみてください。
・練習で全戦全勝だった相手に、始めて負けた、しかも大切な本番で。
・自分よりも能力的に劣るライバルに、なぜか負けてしまった。
・誰よりも入念に準備して臨んだはずの仕事で失敗して、自分の評価が下がった。
これらの『負け』、絶対に認めたくないですよね。
もう一度やり直しできれば、絶対に勝てるし、成功させられる。
「こんなはずじゃないんだ、俺は」って、悔しさばかりが込み上げる。
でも、これじゃ、次やっても同じ結果になる確率が高いんです。
だって、悔しがってばかりでは成長できないから。
じゃあ、どうすれば自分を成長させて、能力を高めることができるんでしょうか?
■負けを認めること
では、結論から書きます。
自分を成長させるには、『負けを認める』こと。
どんなに不運が重なった悔しい負けだったとしても、潔く認める。
まずはここがスタートです。
■分析する
負けを認めた後は、敗因を冷静に、謙虚に分析するんです。
自分はなぜ負けたのか、どうすれば勝てるのかを考える。
■分析に感情は厳禁
ここで気を付けなければならないことをひとつ。
敗因を分析するにあたって、悔しさなどの感情が入ると、負けた自分を正当化してしまい、成長につながらない。これがメチャクチャ大切なんです。
■零戦を分析された
太平洋戦争開戦当初、圧倒的に優位な能力を誇っていた我が国の戦闘機『零戦』。
アメリカは、捕獲した零戦を分解して分析しました。
結果、零戦の能力を正確に分析して、対処策を考え、次第に優位に立って行ったんです。
■悔しがっても先はない
負けた時には、その後の行動が極めて重要です。
悔しがっても結果は変わらない。
だったら、次のチャンスに向けて、全力で分析する。悔しい感情を一切取り払って。
これを繰り返すことで、あなたは負ける度に強くなっていくはずです。
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