話が印象に残る、会話が盛り上がる、また聞きたくなる。ほんのひと工夫で会話上手になる方法。秘訣は具体的

あがり症克服

■会話上手に憧れませんか?

あなたは、会話上手な人になりたいですか?

一生懸命に話をしているのに、会話が盛り上がらない。

その原因、あなたが話している内容が相手の心に刺さらないのが原因なのかも知れません。

今回は、相手の印象に残るような話を出来る『会話上手な人』になるための方法を解説します。

■秘訣は『具体的』

早速結論から書きます。

会話上手になる秘訣は『具体的』に話すこと。

これに気を付けるだけで、今すぐにでも会話上手になれます。

では、どうして具体的に話すことが秘訣なのかを見て行きます。

■褒められて嬉しいのはどっち?

あなたは日ごろの頑張りを褒められました。

さて、どちらの褒め方が嬉しく感じますか?

①「最近、すごく頑張ってるね、みんなもすごいって褒めてたよ」

②「最近、議事録の書き方が分かりやすくまとまってるね、同じフロアのA君も別フロアのBさんも褒めてたよ」

■具体的な方が嬉しい

②の褒め方の方が嬉しい人が圧倒的に多いと思います。

その理由は、具体的だから。

「すごく頑張ってるね」だと、何を褒められているのか分からないから、心に突き刺さりません。

「議事録の書き方が分かりやすくまとまってるね」だと、具体的に褒められるので心の突き刺さるんです。

もしかしたら、本を読み漁って書き方のコツを猛特訓したのかも知れません。

もしかしたら、何度も何度もやり直しながら書き上げたのかも知れません。

具体的に褒められると、そんな努力を認められた気がしませんか?

これが、「すごく頑張ってるね」だと、心に届かないんです。

同様に・・・

「みんなもすごいって褒めてたよ」では、誰に褒められたのか伝わらない。

「同じフロアのA君、別フロアのBさんも褒めてたよ」と言われると、褒めてくれた人の顔が浮かんで、心にしっかり届くんです。

■同じく話すなら具体的に

同じことを褒めても、抽象的と具体的でこれだけの差が出ます。

どうせ褒めるなら、具体的な方が絶対にいいですよね。

そして、これは褒めだけに限らず、日常の会話でも同じことが言えるんです。

抽象的な話と具体的な話、聞いている人の心に突き刺さるのは、圧倒的に具体的な方。

■話す内容も具体的に

「昨日の仕事、ほんと大変だったんだ。疲れてもうヘロヘロ」

「昨日の仕事、炎天下なのに外で作業をして、日焼けしてヒリヒリ痛いし、喉がカラカラで脱水になりかけるし、ほんと大変だったんだ。クタクタに疲れて、家に帰ったらすぐに爆睡だったよ」

この話を聞いたあなたは、どっちが伝わります?

■具体的な方が印象に残る

「昨日の仕事、ほんと大変だったんだ。疲れてもうヘロヘロ」の場合、

大変だったのは分かるけど、何がどれだけ大変だったのか伝わりにくい。

結果、「そっか~、大変だったよね」みたいな、曖昧な返事になりがちです。

でも、

「昨日の仕事、炎天下なのに外で作業をして、日焼けしてヒリヒリ痛いし、喉がカラカラで脱水になりかけるし、ほんと大変だったんだ。クタクタに疲れて、家に帰ったらすぐに爆睡だったよ」

これだけ具体的だと、暑くて疲れたんだ、日焼けして痛かったんだ、喉が渇いたんだ、起きてられない程疲れたんだって言う風に、情報が的確に伝わります。

返事だってしやすいですよね。

「私も脱水になりかけたことある」とか、「日焼け止めは塗ったの」なんて感じで、会話がどんどん弾んでいくかも知れません。

■聞き役でも同じ

これまでは、自分が話す側の視点で見てきました。

では、自分が聞き役の側に立った視点でも考えてみましょう。

話し手「昨日は、夕立がすごかったですよね」

聞き手「そうですよね、ビックリしました」

こんな感じで、何となく返事をしてしまうこと、多くありませんか?

抽象的に返事をされた時、話し手の人はどう感じるでしょうか?

■返事も具体的な方がいい

話し手「昨日は、夕立がすごかったですよね」

聞き手「そうですよね、ビックリしました」

こんな返答だったら、話し手側はこんな風に感じるかも知れません。

「こんな話題、興味ないのかも」

「私のこと、好きじゃないのかも」

でも、具体的に返事をしたらどうでしょう。

話し手「昨日は、夕立がすごかったですよね」

聞き手「雷は鳴るし、傘をさしててもずぶ濡れ、靴もビショビショで、ほんとビックリしました」

どうですか?

「あ、ちゃんと話を聞いてくれてる」

「私のこと、嫌いじゃないんだ」

きっと、この人とだったらもっと話したいって感じるんじゃないかと思います。

だから、聞く時も具体的な方がいい。

■トレーニングあるのみ

具体的に話す。

これには、トレーニングが必要です。

日常会話で、とにかく意識して具体的に話すクセを付けていく。

でも、難しいことじゃないんです。

逆に言えば、日常会話で意識していれば、誰でも出来るようになるって言うこと。

とにかく具体的に話すこと、具体的に聞くこと。

たったこれだけを意識するだけで、会話がぐっと盛り上がること間違いなしです。