目次
■よそ行きでうまく行ったことってありますか?
誰でも、よそ行きの自分ってあると思います。
普段はだらしないのに、お客さんが来た時だけ部屋をきれいにする。
普段は不真面なのに、偉い人の前では真面目に振る舞う。
普段は。
こんな感じの時、うまく行ったことってありますか?
■日常が大切
よそ行きの自分でうまく行くなら、何の苦労もいりません。
そりゃあ、1回や2回はうまく行くこともあるかも知れません。
でも、確率で言ったら本当に稀。
結局は、日常していること以上のことをすることって無理なんです。
言い換えると・・・、
日常を大切に過ごすことが、大切な場面でうまく行くことができる必須条件なんだと思います。
■俺のエピソード
最近はパソコンを使うことばかりで、字を書く機会が激減しています。
その中でも、メモ書きなどで字を書く時がありますが、
「読めればいいや」って感じで、雑に書いてばかりいたんです。
そして迎えた年賀状のシーズン。
大切な人に気持ちを伝えようと、いざ手書きしようと思ったら・・・。
字が上手く書けないんです。
■日常が大切だと気付く
元もと、俺は字が上手な方で自信を持っていました。
だからこそ、普段は雑でも、年賀状はきれいに書こうって思ってたんです。
でも、いざ書こうとしても、まっすぐ書けない。
まさに、ミミズがのたくったような字。
この時に気付きました。
「あぁ、普段から丁寧に書いていないと、大切な時だけ丁寧に書こうとしたってできないんだ」
日常が大切だと言うことに気付いたんです。
■俺のエピソード②
職場で事務仕事が多くなった俺。
自分の殻にこもって仕事をする機会が増えて、必然的に現場のスタッフとコミュニケーションをとる機会が減りました。
そんなことが続いたある時・・・
「次年度から、現場の統括をする仕事を頼む」
昇進して、現場の責任者になることになったんです。
「俺、偉くなるんだ!」
役職が1つ上がった俺。
モチベーションいっぱいで、あれこれ考えました。
「よし、俺のカラーを出せるように、現場とコミュニケーションを深めて、職場環境を良くしよう!」
そう思って、現場の職員と連携を深めようと思いましたが・・・
「何かあったら気軽に相談して」
いくら気さくに声をかけても、誰も相談に来ない。
「え、これだけ気さくに声をかけてるのに、何で?」
■日常が大切だと気付く
ここで、今までの自分を振り返って、いかに現場スタッフとコミュニケーションを取って来なかったかに気付きました。
俺は、4月1日から責任者になりましたが、日付、役職が変わったからと言って、人まで変わったわけじゃない。
そう、日ごろからコミュニケーションを取ってないのに、役職が変わったからって急にコミュニケーションが取れるようにはならないんです。
ここでも、日常からコミュニケーションを取ること、日常の大切さを痛感することになりました。
■人は日常以上のことはできない
繰り返すけれど、人は日常以上のことはできません。
例えできたとしても、それはまぐれ。
結局は普段からしていることしかできないんです。
まずは、それを受け入れる。
■日常していることはできる
言い換えたら、日常していることであれば、どんな時でもできるんです。
もちろん、本番で緊張してしくじることがあるかも知れません。
でも、それは、緊張や疲れなど、別要因があっただけ。
普段してないことがうまく行くまぐれの確率の逆バージョンだと思えば分かりやすいと思います。
日常していることで、本番にうまく行かない確率は稀。
そう、。日常していることであれば、どんな時でもできるんです。
■日常で鍛える
日常できていることであれば、本番でも、大舞台でも、どんな時でもできます。
だったら、日常で鍛えて行くことで、できることはどんどん増えて行く。
そう、意識して日常で鍛えて行くことが大切なんです。
■俺のエピソード③
人見知りで無口な俺。
顔見知りの人でも、大切な人でなければ、俺の方からは積極的には声をかけることをしませんでした。
だって、人に話すの苦手だから。
でも、大切な人に対して、痛恨のエピソードがありました。
ある朝、俺にとっての恩人に遭遇。
あいさつをしないと。
「あ、あの大切な人だ。俺の方から先にあいさつしないと」
「でも、もう少し近づいてから・・・」
「あ、別の人が声かけた」
「どのタイミングで声をかけよう、どうしよう・・・」
そうこうしているうちに、その大切な人は去っていく。
あいさつできなかった俺は・・・
「最初に声をかけておけば良かったのに・・・」
■普段していないことはできない
そう、普段、自分の方からあいさつなど、声をかける姿勢がなければ、
いざ大切な人にあった時に、自分の方から声をかけるなんてできないんです。
日常からあいさつ、声かけしていないと、大切な時だってできないんです。
■日常で鍛える
とにかく、人見知りで無口を直そうと、意識してあいさつを鍛えることに。
顔を知っている程度だったり、見知らぬ人だったり、大切でない人にも意識してあいさつするようにし始めました。
そう、日常で鍛えることにしたんです。
■できるようになる
もちろん、最初はうまく行かない。
声をかけるタイミングだったり、緊張して怖い顔であいさつしちゃったり、声をかけようとしてやめて、挙動不審に陥ったり。
でも、続けるうちに慣れて来るんですね。
しばらく続けるうちに、道ですれ違う知らない人にも、スムーズにあいさつできるようになりました。
そして、再びあった大切な恩人。
「あ、おはようございます!」
俺の方から明るく、気さくに声をかけることができて、その後会話が弾みました。
やっぱり、日常できないことはできない。
日常できることは、どんな時でもできる!
■日常を意識しよう
それ以来、俺は日常を意識するようになりました。
あえて、自分の苦手なことを意識して取り組む。
そうすることで、今までできなかったことが、少しずつできるようになり始めています。
意識して日常で鍛える。
繰り返しますが、日常できなくて、本番でできてしまうこともあるけれど、それはまぐれ。
日常できていることだったら、どんな時でもできるんです。
それを意識して、日常をトレーニングの場にしてみること、おすすめです。
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