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■目線、大切にしていますか?
人と話すとき、自分の目線ってどう感じますか?
目が合ったら気まずい、恥ずかしい、ジロジロ見たくない。
ネガティブに感じる人が多いんじゃないかと思います。
でも、目線って大切なんですよ。
『目線はプレゼント』
今回は、目線が大切な理由について解説してみたいと思います。
■私のエピソード
最初は私のエピソードから。
私の職場は、事務所にタイムカードがあります。
出勤してくる社員は、みんな事務所の職員にあいさつをして業務に入ります。
そんな作りの職場。
若い頃の私も、タイムカードを押して「おはようございます」と元気に出社していました。
■事務所の職員は感じ悪い
そんなある日、いつも通りに元気に「おはようございます!」と出勤しました。
それに対して事務所の職員は「おはようございます・・・」
全員、パソコンの画面や書類を見ながらの返答。
その時、私は感じました。
「なんだコイツら、感じわるッ」
それ以来、事務所の職員に対して、その時の機嫌で愛想が悪くなる感じが悪い奴らだってイメージを抱きました。
■今度は自分が事務所の職員に
年月が経って、今度は私が事務所で仕事をするようになりました。
「感じが悪い事務所の空気を変えよう!」
そう思って、明るく振る舞っていました。
ところが・・・
事務所の仕事は、代わりがいない。
自分の仕事は自分1人でやらないといけません。
当然、仕事の量が多い時は忙しい。
パソコンの入力、書類の確認をしていると、なかなか中断できないんです。
数のチェックをしている時なんて尚更。
一度手を止めると、最初から数え直しになってしまうことも度々。
必死で計算している時に、1人の職員が出勤。
「おはようごさいます!」のあいさつに対して私は・・・
画面を見ながら「おはよう・・・」
この時に、ハッと気づきました。
「俺、感じ悪い奴になってるじゃん」
■目線を大切にするようになる
このままではマズい。
でも、仕事は忙しいから、イチイチ手を止められない。
そんな中で編み出した方法が、目線だけは相手に向けること。
どんなに忙しい時も、瞬間的でいいから、あいさつした相手に目線を送る。
そう、この時に『目線はプレゼント』だって気づいたんです。
■目線はプレゼントの理由
では、なぜ『目線はプレゼント』なのんでしょうか?
その理由は・・・
目線を送られた側は、自分を受け入れてもらえたと感じられるから。
■自分を受け入れられると嬉しい
あいさつした時、返事はあっても目線がなかったら、「なんだコイツ、感じ悪い」と嫌な気分になります。
それは、こう感じるから。
「あいさつした俺のことよりも、パソコン画面の方が大切なんだろ」って。
反面、どんなに瞬間的でも、目線を向けてられれば、相手はこう感じます。
「こんなに忙しいのに、俺の方を向いてくれた」
「こんなに忙しいのに、俺のために時間を割いてくれた」
「俺のことを受け入れてくれた」って。
1秒でも、0.5秒でもいいんですよ、ただ目線を送るだけ。
それをするかどうかで、相手が受けるイメージにはこれだけの差ができるんです。
■常に目線を大切にする
それ以来、私は目線を常に大切にしています。
話す時、返事をする時、聞く時、必ず目線を相手に向けて、大切にする。
それを続けた結果、今までよそよそしかったスタッフが、気軽に相談に来てくれたり、話しかけてくれる人が増えたりなんて言う効果も実感しています。
■目線こそ、簡単で最大のプレゼント
こんな場面を想像してみてください。
あなたは会場で講演会を聴いている。
その時の話し手が、ずっと下を向いていて、目線が聴き手に向けられなかったら。
話した内容がどんなに素晴らしい内容だったとしても、感動しないと思いませんか?
逆に、話の内容は大したことなくても、聴き手に目線を送る。
話し手が、瞬間的でも会場で聴いている私に目線を送ってくれたら、一気に嬉しくなると思いませんか?
これこそが、『目線はプレゼント』の最大の理由。
■『目線はプレゼント』を早速実践しよう
人とのコミュニケーションを図るうえで、何よりも大切になるのが目線です。
『目線はプレゼント』
でも、ラッキーなことに、そのプレゼントを贈ることは何も難しくありません。
少し意識するだけ。
だったら、やらない手はないですよね。
早速、目線を意識して大切にする。
実践してみてください。
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