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■老化の悩み
「若い頃はこんなんじゃなかったのに」
人は、誰でも歳を取ります。
でも、出来ることなら若くいたい。
特に、しわ、シミ、白髪など見た目の他、体力の低下など、老化を嫌がる人は多いと思います。
でも、老化するってそんなに悪いことなのでしょうか?
■老化は嫌
「おいおい、そんなこと言ってる自分だって歳を取るのは嫌だろ」
そう言いたい気持ちは良く分かります。
でも、歳を取った今の自分が嫌って・・・
自分を否定していることになりませんか?
■自己否定をするとどうなるか
「あ~あ、俺も歳だし・・・」
こんなセリフ、至る所で聞かれます。
もっと若い頃の自分に戻りたい。歳を取った自分は嫌。
こうして、今の自分を否定してしまうと・・・
待っていますよ、負のスパイラルが。
では、自己否定することで生じるデメリットを3つ挙げてみたいと思います。
■自信がなくなる
その① 自信がなくなる
「こんなに歳を取って」
「もっと若ければ」
「俺はダメだ」
こうして、今の自分を否定し続けると、自分への自信を失います。
意識しなくても、潜在意識に書き込まれてしまうから恐ろしいんです。
すると、何かにチャレンジするような大切な場面で差が出ます。
自分に自信を持っていれば、無意識に「俺は大丈夫!」って確信して臨める。
でも、無意識のうちに自分への自信を失っていては・・・
「俺、ダメかも」
こんな風に僅かでも思った瞬間から、自分のことを信頼できなくなります。
100パーセント全力を注いでチャレンジしているつもりでも、潜在意識がストップをかけてしまう。
「お前はダメなヤツだよ」って。
そうすると、脱力するかのように、力が抜けてしまうんです。
事あるごとに「俺はもう歳だし」って思っている。
すると、それが無意識のうちに脳に刷り込まれるから厄介なんです。
■否定的な考え方になる
その② 否定的になる
「俺は歳だから・・・」
毎日毎日、こう思い続ける。
自分に対して「俺はダメだ」って否定する。
そんな生活を続けていると、他人にも否定的に接するようになります。
人は誰でもいい部分を持っています。
でも、不思議なことに、良い部分は努力しないと目がいかない。
反面、悪い部分は努力しなくても自然と目が行くんです。
そんな感じで、他人の悪い部分ばかりが目についてしまう。
相手は人ばかりではありません、物事だって同じ。
チャンスが来たとしても、「どうせダメだ」って否定的に捉えるようになってしまう。
「~をすればチャンスをモノにできるか」を考えるのではなく、
「~だからどうせ無理」と、出来ない理由探しが始まってしまいます。
こうしてあらゆることが否定的になると、人生自体がつまらなく、うまく行かない物になってしまいます。
■本当に老化してしまう
その③ 本当に老化してしまう
人間は、意識することでなりたい自分になれます。
例えば、あがり症の私の場合。
「自分は人前で喋れる」って毎日毎日意識することで、本当に人前で喋れる自分になることができています。
それは、常に意識することで行動が変わるから。
では、毎日毎日、「俺は歳だし」って意識してたらどうなるでしょう?
知らず知らずのうちに、老化した自分をイメージした行動になってしまうと思います。
もっと頑張れるはずなのに、歳だからと力を緩めてしまう。
もっと夢を持てるはずなのに、歳だからと諦めてしまう。
もっと笑えるはずなのに、歳だからと笑わなくなってしまう。
常に「もう歳だから」って自分に言い聞かせていたら、きっと老化して衰えた自分になることができるでしょう。
■ではどうするか
こんなネガティブなことばかり書いていると、本当にそうなってしまい、怖くなって来てしまいます。
では、歳を取った自分を受け入れるにはどうすればいいのでしょうか?
■私のエピソード
子ども向けのアニメ「はなかっぱ」。
ある時、娘と一緒に「はなかっぱ」をテレビで見ていました。
はなかっぱが、シワだらけのおじいちゃん、おばあちゃんに若くなれるように促します。
そこで、はなかっぱのおじいちゃんとおばあちゃんが言った言葉が私の心に突き刺さりました。
■頑張って来た証拠
「このシワだらけの顔は、今まで自分が頑張って来た証拠なんじゃよ」
「だから、全然歳を取った自分のことを嫌いじゃないんだよ」
どうですか?
そう、今いる自分は、過去の自分が一生懸命に頑張って来た自分。
シワがあるのも、シミがあるのも、白髪があるのも、体力が落ちてきているのも、全部が全部、今までの自分、過去の自分たちが一生懸命に頑張って来たからなんです。
■自分を好きになる
「このシワだらけの顔は、今まで自分が頑張って来た証拠なんじゃよ」
「だから、全然歳を取った自分のことを嫌いじゃないんだよ」
この言葉を聞いて、私も、今の自分のことが大好きになりました。
だって、過去の自分たちが頑張って来た証拠なんだから。
辛い時も、嬉しい時も、悲しい時もあったけれど、それらを全部乗り越えてきたからこそ、今の自分がいる。
そう思うと、なりますよね、自分のことが大好きに!
■魅力いっぱいになる
こうして、今の自分を受け入れられると、自分のことが大好きになります。
自分を大好きな人には、魅力が溢れます。
考えてみてください。
「俺は歳だからダメだ」ってぼやいている人と、
「俺は歳だけど楽しい」ってうれしそうにしている人。
あなたは、
どっちの人に魅力を感じますか?
どっちの人と仲良くなりたいですか?
■魅力がある人には人が集まる
魅力がある人には、たくさんの人が集まります。
そう、老いを受け入れることで、あなたの周りにはたくさんの人が集まるようになります。
だって、そんなあなたが魅力的だから。
そんな素敵な人になれるように、老いた自分をどんどん好きになってあげましょう。
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