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■完璧主義者は人生詰む
あなたは完璧を求めますか?
キッチリ、ピカピカ、ピッタリ。
一寸の狂いもない設計、ゴミひとつ落ちていないオフィス、1ミリとずれていない造形。
まさに、職人の領域。
物事、完璧な方がカッコいいです。
でも、生きて行く上で完璧を求めると・・・
人生詰みますよ。
今回は、完璧主義がいかに愚かで、無意味で、危険なものであるかを解説したいと思います。
■合言葉は「ま、いっか!」
では、結論から書きます。
人生を豊かにする合言葉は「ま、いっか!」
多少狂ったって、多少汚くたって、多少ずれてたって、全部「ま、いっか!」
きっと、完璧主義者から見たら受け入れ難いことでしょう。
そんなことは、どーでもいいんです。
自分の人生、豊かに、楽しく生きて行きましょう。
■完璧主義の弊害
完璧主義を貫くには、様々なことと戦わなければなりません。
過酷で厳しい戦い。
でも、そんな戦いに挑んで勝利したとしても、得られる物は何もないんです。
逆に言うと、完璧主義を貫いて戦うと、失う物ばかり。
完璧を求めることって、本当に危険なことなんです。
では、早速完璧を求めることがいかに危険なのかを説明して行きます。
■プレッシャーとの戦い
完璧主義の弊害① プレッシャーとの戦い
完璧を求めると、失敗を受け入れられなくなります。
大きな失敗はもちろん、些細な失敗すら受け入れられなくなる。
すると、やって来るのがプレッシャーです。
「失敗は許されない」
こう考えただけでも、体に力が入ってしまいます。
でも、普通に考えて、成功確率100%なんてあり得ないですよね。
長い人生、必ず失敗します。
と言うか、半分成功、半分失敗くらいで上出来なのかも知れません。
でも、完璧を求めると、失敗できないプレッシャーと戦うことになるんです。
そう、必ず失敗するはずの人間が、失敗できないプレッシャーと戦うことになる。
これ程の危険はないと思います。
■行動力との戦い
完璧主義の弊害② 行動力との戦い
完璧を求めると、機動力が下がります。
だって、完璧に行うには、入念に準備を重ねる必要があるから。
機動力が下がることで怖いのが、行動力もなくなってしまうこと。
「資格の勉強を始めよう!」
思い立ったのは良いが、完璧を求めてしまうと、行動するまでに時間がかかる。
資格の勉強を完璧な状態で始めるには・・・、
「勉強時間を確保して~」、
「お金をしっかり準備して~」、
「体調を整えて~」。
あれこれと考えられる限りの準備をしている中で・・・、
「勉強時間が取れないから、勤務時間を調整してから」
「貯金を切り崩すようになるから、もう少し給料が上がってから」
「歯が痛くて集中できないから、歯医者に通ってから」
完璧に始めるつもりが、いつの間にか、頭の中で出来ない理由探しに奔走することになるんです。
その上、こんなことも。
「この前、資格の勉強を始めようとした時に、準備がエライ面倒だったから」
次に新しいことを始めようにも、億劫でなかなか行動に移せなくなる。
この行動力低下との戦いも、かなり危険なサインです。
■自己嫌悪との戦い
完璧主義の弊害③ 自己嫌悪との戦い
完璧を求めたい。
でも、何ごとも完璧に出来ないのが、私たち人間と言う生き物です。
それでも完璧を求めると、最終的にラスボスとの戦いが目の前に立ちはだかります。
そのラスボスとは、自己嫌悪。
完璧にこなしたいのに出来ない。
プレッシャーがかかって体はガチガチ、緊張してドキドキ、頭の中は真っ白。
こんな状況で完璧にこなし続けるのは不可能です。
いろいろと新しいことにチャレンジしたいのに、細かな準備に時間がかかる。
そんな細かな準備をすることがどんどん億劫になって、行動力はどんどん低下。
「あ~あ、俺って何をやってもダメだよな」
この自己嫌悪との戦いは、泥沼にハマる危険がかなり高いものです。
一旦失った自信を回復するのは至難の業。
この激しい自己嫌悪が、完璧主義の成れの果てなんです。
■完璧を求めると人生詰む
どうでしょう、完璧を求めると人生が詰んでしまう理由を分かっていただけたかと思います。
完璧主義。
誰もが完璧を求めたいし、憧れるかと思います。
でも、実際はカッコ良くもなんともない、ただ危険なだけなものなんです。
では、人生、どう過ごすのが一番豊かで一番幸せなんでしょうか?
私は、何事も「ま、いっか!」の心構えでいるのが正解なんじゃないかと思います。
■「ま、いっか!」が最強
もちろん、最初からあきらめずに、完璧を目指すのは構いません。
でも、結果に完璧は求めない。
ここを理解することが大切。
失敗しても「ま、いっか!」
カッコつけずに「ま、いっか!」
うまく行ったら「ま、いっか!」
この心構えで生きて行くことで、人生は豊かで幸せいっぱいになるんじゃないかと思います。
■次回につづく
私は、この完璧主義に長年苦しめられてきました。
今回は、何となくの要点をまとめた形になりました。
次回、私のエピソードを中心に、完璧主義がいかに恐ろしいものなのかを解説して行きたいと思います。
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