■トタン屋根はうるさい
私が小さい頃、実家はトタン屋根でした。
雨が降ると、「ペンペンペンペン」と、雨音がうるさい。
特に、ゲリラ豪雨の時には、テレビの音なんて聞こえないから、ボリュームはMAX。
そんなある日、友達の家に遊びに行って驚きました。
■瓦屋根は静か
その友達の家は、割と新しめな瓦屋根のおうち。
驚いたのは、瓦屋根だと雨の音がほとんどしないこと。
ゲリラ豪雨でもこんなに静かで、テレビの音が聞こえるって子ども心にも驚いたのを覚えています。
そして、大人になって・・・。
■瓦屋根は静かすぎる
結婚を機に実家を出て、住んでいるのが今の家。
屋根は、もちろん瓦。
ところが、ずっと瓦屋根の家に住んでいると、朝困ることに気付いたんです。
何が困るかと言うと、『雨が降っているのかどうか分かない』こと。
特に、子どもが学校登校する時、
・雨が降っていればクルマでの各自登校
・降っていなければ登校班で集まっての徒歩での登校
早い段階でこの判断をするには、雨が降っているかどうかを知る必要があるんです。
■満足が不満に
キーワードの瓦屋根。
そう、瓦屋根の魅力のはずの『雨音の静かさ』が、住み続けるうちに不満に変わってしまったんです。
結局、人間って満足することがない生き物。
最初は満足していても、永遠に満足することは不可能。
思い切って買ったお気に入りの洋服だって、時間の経過とともに飽きて、新しいのが欲しくなるでしょ。
■満足しないことで進化する
でもでも、満足しないことって結構大切かも。
便利な中でも満足せずに、不満を見つける。
そして、それを解決するための努力をする。
人間って、貪欲に満足しないからこそ、ここまで進化できた生き物だと思います。
もし、自分の現状に満足しているとしたら、危険なサインかも知れませんよ。
現状に満足せず、更なる高みを目指す!
未来の瓦屋根がどんな進化を見せるのか、今から楽しみです。
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