現代社会への適応方法!洗練された世の中を生きる術は、無駄を楽しむこと

人生改善術

■世の中便利になりました

今の世の中、私たちの生活はどんどん洗練されて、豊かで便利になっています。

まず、スマホがあれば何でも調べられる。

検索結果は具体的で、値段の安い順に調べれば、1位から順に表示されます。

物事はどんどん効率化されていて、無駄が省かれていく。

 

■洗練されてなくなるのは個性

省エネ、エコは当たり前。

例えば、クルマの燃費は日増しに向上。

空気抵抗を減らして少しでも燃費を稼ごうと言う発想で、どのクルマも同じような形になって行く。

電気自動車のモーターは、スムーズで静か。

でも、どのクルマも乗り味は一緒で、結局燃費がいい車の売れ行きが一番。

ひと昔みたいに、パワーはあるけど燃費が3km/Lとか、V8ツインターボのでっかいエンジンとか、1万回転回る超高回転型エンジンとか、車ごとの個性がなくなって来ています。

 

■人だって

例えば、スポーツの世界。

勝者のインタビューなどで話されるのは、周囲のサポートへの感謝に始まり、対戦相手への敬い、ファンへの感謝など、当たり一辺倒の、優等生的な返答ばかり。

行動も優等生で、厳しく決められたコンプライアンスのもと、管理されている。

ひと昔前みたいに、パンチパーマに金のネックレスで、その筋の方みたいな風貌の選手や、行動や言動はハチャメチャだけど、試合ではしっかり結果を出すみたいな個性的な選手って、滅多に見なくなっちゃいました。

 

■昔はよかったなぁ

もちろん、機械やクルマの性能は一昔前と雲泥の差。

きちんとした技術の根拠に基づいて作られているから、性能的に確実に進化している。

スポーツ選手だって同じ。

練習方法や食事の管理、試合中だってデータを駆使して、一つひとつ分析。

結果、ひと昔前よりもものすごくレベルの高い試合をしていることが多いと思います。

でも、こう思う人が多いことも事実。

「昔はよかったなぁ」

 

■効率化だけではつまらない

科学や技術はどんどん進歩して洗練されていきます。

それはそれで素晴らしいこと。

でも、なんだか味気ない。

それは、個性がなくなっているからだと思うんです。

効率化を突き詰めると、先端がどんどん細くとんがって行って、答えは一つになってしまう。

だから、個性的な人は自然と淘汰されちゃっていく。

そんなの、つまんないと思いませんか?

 

■人間には無駄も必要

何が言いたいのかと言うと、人間には無駄も必要だって言うこと。

効率ばかり求めてしまうと、人間らしさまで失いそうになりませんか?

原始時代にまでさかのぼれば、人間はもともと大自然で自由に暮らしていた生き物です。

もちろん、苦労も多かったでしょう。

狩りをしなければ食べていけない。

獲物を捕るために、何日も時間をかけて、苦労していたかも知れません。

今みたいに、スーパーに行けば何でも手に入る世の中に比べたら、すごく不便ですよね。

でも、個性的で魅力的。

 

■私のエピソード

うちの娘、生まれて10ヶ月で保育園に預けました。

集団生活で待っているのは、いろいろな感染症。

すぐに熱を出す、咳が出る、鼻水も止まらない。

最初はどうしようってくらい風邪ばかり引いて、保育園を休んでばかりでした。

 

■強くなる娘

でも、ある時を境に、めっきり風邪を引かなくなったんです。

それは、鼻クソをほじって食べるようになってから。

保育園の先生に褒められました。

「~ちゃん、風邪引かなくなったよね」

これ、間違いなく鼻クソを食べるようになったからだと思うんです。

 

■薬では叶わない

繰り返しますが、今の世の中、本当に便利で効率的になっています。

薬だってそう。

化学的な根拠に基づいて開発された薬は、ひと昔前と比べて、比べられない程良い物になっていると思います。

昔は生死にかかわるような病気も、今では薬を飲むだけで治っちゃったり。

医学の進歩は本当にありがたいと思います。

でも、薬では叶わない。

そう、鼻クソを食べて体を強くした方が風邪を引かない。

 

■数式では表せない人間の奥深さ

もともと、人間は自然の中で、もっともっと雑な環境の中で生きていたんだと思います。

少し前までは、衛生環境だって整ってない。

今みたいに、手指消毒、手洗いなんて概念はなかったと思います。

でも、楽しく生きていた。

「昔は良かったなぁ」

そう、数式では表せない所に、人間の魅力の奥深さってあるんじゃないかなって思うんです。

 

■便利な反面不便になる

便利な反面、どんどん生活が縛られて、息苦しくなっているのも事実です。

人とのコミュニケーションだって、昔は手紙で数日かかったのが、今はLINE。

既読にするかどうかで真剣に悩む。

既読にしたら、すぐに返信しなきゃ。

なんて、無駄な心配、昔はなかったですもんね。

便利な反面不便になってるんじゃないかなって感じます。

 

■無駄を楽しむ余裕を持とう

で、結論。

無駄を楽しむ余裕を持ちましょう。

もちろん、無駄ばかりではダメなので、バランスを取りながら。

そうすることで、自分の魅力をもっともっと増やしていけると思うんです。

 

■失敗するもまた良し

時には、無茶をして失敗するのもまた良しです。

別に、そこから学ばないで同じ失敗をしちゃったって、人間的な魅力は増すのかも知れません。

「昔は良かったなぁ」なんて懐かしむくらいだったら、今、昔みたいなことをやっちゃえばいいんじゃないかなって思います。

それで、自分が楽しければいい!

 

■無駄はいいもの

無駄。

時間、お金、物、手間などなど。

時には、思いっきり無駄を楽しむ余裕を持って、人間らしく生きる。

それが、今の時代を生きて行くためには大切なのかもしれませんね。

早速、無駄を楽しんでしまいましょう!