■イライラしませんか
例えば、こんな場面をイメージしてみてください。
あなたは、職場で立派な役職のある上司。当然、一生懸命に仕事をしています。
ある時、部下が独断で勝手な振る舞いをして、クレームの電話を受けました。
当然、部下からは何も聞いてない。
電話口でひたすら謝る上司のあなた。
「あの野郎、何かやるなら、伺いくらい立てろよな!」
■イライラして損するのは誰?
こんな場面、日常で良くあると思います。
「あの野郎、報・連・相がなってねーんだよ!」収まらないイライラ、ストレスはMAX。
でも、よく考えてみて。
イライラして、ストレスを溜めて、一番損しているのは誰ですか?
そう、何も悪いことをしていない自分なんですよね、皮肉なことに。
■人間は慣れる生き物
いいも悪いも、人間は慣れる生き物です。
例えば、初めて職場に出社した時は、緊張でガチガチだったでしょう。
少しのことでも、感謝したり、ありがたく感じたり、謙虚に感じていたと思います。
でも、月日が経つと慣れて来る。
最初は感謝を感じていたことも、いつの間にか当たり前になってしまう。
だからこそ、「クソっ、上司の俺に何の報告もしないで!」って思ってしまう。
結果、イライラして、ストレスを溜めて、自分自身を苦しめてしまう。
■謙虚さを忘れない
ここで、大切なことは謙虚さを忘れないことです。
謙虚さを持って、自分自身を振り返る。
『上司の自分に何の報告もなかった』こと、腹を立てるのではなく、謙虚に振り返る。
『もしかして、俺って部下から見たら話しにくい雰囲気を出していたかも』
こうして謙虚に考えれば、気付けることがあるかも知れません。
『そうか、気付けて良かった』
イライラどころか、自分自身の至らなさに気付けて、嬉しくなるかも。
■奢らない、謙虚さを忘れない
慣れることはいいことです。
でも、結果的に自分自身を苦しめてしまっては元も子もない。
だからこそ、奢らずに、謙虚さを持って自分を振り返る習慣を付けたいですね。
最近のコメント