目次
■残飯を見て感じた危機感
今回は、少しシリアスな内容に触れてみたいと思います。
残酷な話が苦手な方はスルーしてください。
昨夜、我が家の夕食はカレーでした。
うちの子ども、「量が多い」と残しました。
母親が、「無理に食べなくてもいいよ」 と、よく見る光景ですよね。
そして、残飯をそのまま生ゴミ入れにポイ。
見てみると、じゃがいもやニンジンの他、豚肉がたくさん捨ててあります。
この残飯を見て、危機感を覚えました。 このままではいけない!
■豊かになりすぎたことの弊害
周知のとおり、現代社会は豊かになりました。
身の回りは物にあふれて、食べることに困るなんて聞くことがありません。
生き物の命を粗末にしてはいけないなんてことは当たり前に分かること。
でも、毎日毎日、私たちが生きていくためには、貴重な命をいただかないといけない。
問題は、世の中が便利になり過ぎて、それが分かりにくくなっている点だと思います。
■肉=食材?
「肉を食べたい」と考えたとき、 ほぼ全ての人がスーパーで購入することを頭に浮かべるはずです。
きれいにパッケージされた肉。
手を汚すこともなく、お金を払えば買って来られる。
それはそれで、素晴らしいことだと思います。
でも、目の前にあるパッケージされた肉の裏側にある工程が見えにくい。
本当の意味でのありがたみを感じられなくなっていると思います。
肉は食材じゃなくて、命なんです。
■実際の現場を見ることの大切さ
解決策として、実際の現場を見ることもひとつの方法になるのではないかと思います。
食肉がパッケージされて店頭に並ぶまでの過程では・・・
畜産農家から出荷された牛や豚たちが、と殺場に送られて、そこで殺されて、食肉にされる。
家畜をと殺して、食肉に加工する現場。
なんとなくタブー視されている場所だと思います。
自分も、初めて実際の現場の映像を見たときに、ものすごくショックを受けて目を背けました。
でも、このショックが、豊かさボケをした自分の目を覚まさせてくれました。
■便利な時代を活用しよう
今はYouTubeなどで手軽に映像を見られる時代。
使わない手はないと思います。
と殺場、狩猟、食肉に加工される現場。。
恐怖を感じて悲鳴を上げる牛や豚、罠にかかって必死に逃げ出そうとしている鹿やイノシシ、生きている動物たちを血抜きして、食肉に加工する場面。
目を背けたくなりますが、それが現実。
■命を食べてつないでいくのが自然の掟。でも、決して無駄にはしない
野生動物だって、肉食動物が草食動物を殺すことで生き延びます。
でも、彼らは、決して必要以上の殺生はしません。
当たり前ですが、メタボの野生動物なんていないし、もてあそんだり、残すために獲物を殺す野生動物なんていないんです。
食べて生きながらえることが目的。
そして、本能的で命の大切さを実感しているからだと思います。
■人間が忘れてしまったもの
本来、人間だってこんな生活をしていたはずです。
大昔。。 いや、現在のように食肉加工などのシステムが出来上がる前の最近まで。
そして、便利な豊かさを手に入れた半面、「命を粗末にしない」という自然の摂理を忘れてしまったんです。
そういう自分も、と殺場や狩猟の動画を見たときに、こう思ってしまいました。
「あまりに残酷でひどい」、 「こんなことをしている人たちは罰が当たればいいんだ」
でも、後になってよく考えていくと、今自分が食べている肉もそうして加工されたものだって気づけたんです。
それ以来、絶対に食べ物を粗末にしないようになりました。
だって、あれだけ残酷な状況を経て自分の食卓に並んでいる貴重な命なんですから。
■現実を知ることが意識改革の第一歩
世の中、タブー視されることが多くあると思います。
場合によっては、目を背けたくなるもの、ショッキングなもの、知ったらトラウマになるものもあるかも知れません。
でも、それが現実。
その上で、自分たちの豊かな生活が成り立っている事実。
繰り返しますが、今は検索するだけで手軽に情報を得られる時代。
臭いものにふたをするのもいいですが、物事の本質を考える意味でも、自分の目で確認してみることをお勧めしたいと思います。
この記事を読んで、1人でも命をいただくことの大切さに気付いてもらえたら嬉しいです。
最近のコメント