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■他人の失敗の火の粉が降って来た。あなたはどうする?
部下が大失敗をやらかした。
あなたにとって、決して失敗が許されないプロジェクト。
その失敗で、周囲に多大な迷惑をかけることは必須。
さて、あなたはどうしますか?
■正解は一択
俺的には、こんな時の正解は一択だと思います。
自分が謝る。しかもすぐに。
これ以外にありません。
■不本意と思わない
そして、一番大切なのが不本意だと思わない。
「本当は失敗したのは部下のアイツだし!」
「ったく、人に恥をかかせて、何考えてんだよ!」
「あ~あ、尻ぬぐいばっかり、俺って最悪!」
こんな気持ちになるのは、よ~く分かります。
だって、失敗したのは自分じゃないんだから。
でも、そんな気持ちになると、心の底から謝れないんです。
自分のためにも、不本意と思わずに、自分が謝る。
■他人の失敗で自分が謝るメリット
「なんで俺が謝らなきゃいけないんだよ、俺は何もしてないのに」
他人の失敗、本当に最悪ですよね。
でも、他人の失敗を謝ることで、あなたにはこれだけのメリットが生じるんです。
■自分を大切にできる
メリット① 自分を大切にできる
自分にとって一番大切なのは、もちろん自分自身。
他人が失敗した時に・・・
「バカ、何やってんだよ!俺は知らねーから、お前が謝れよ!!」
一時の感情で、こんな風に怒鳴り散らしたくもなりますよね。
でも、そうなるとイライラして不快になるのは自分自身。
相手がイラっとして、口答えでもされようものなら、さらにイライラ。
「俺は何にもしてねーのに、最悪だ!!!」
こんな気持ちで過ごす時間ほど、無駄なものはありません。
でも・・・
「やっちゃったもんは仕方ない!」って割り切る。そして謝る。
仕事がデキる自分なら、他人の失敗で飛んできた大量の火の粉も、的確に消火できるはず。
きれいさっぱり謝って、すっきりした気分で過ごせるようにしましょう。
そう、大切な自分のために。
■失敗から学べる
メリット② 失敗から学べる
「ハア?なんで俺が謝らないといけないの?」
誰もがこんな気持ちになるシチュエーションですが、そこは割り切る。
「やっちゃったもんは仕方ない!」
前向きに気持ちを切り替えると、見えて来るものがあるんですね。
そう、失敗からの学び。
以前、学べるのは失敗だけって記事を書いたので、是非読んでみてください。。
俺は、学ぶためにも失敗することを超絶おすすめしています。
それを考えたら、失敗で学べる。
しかも、他人の失敗だったらタダで学べる。
「何で俺が謝らないといけないの?」って不本意な気持ちだと、学びにつながらないんです。
この失敗の原因は?どうすれば防げた?自分ならどうした?などなど。
緊張な学びのデータが得られる。
タダで学ぶためにも、早めに割り切って、素直な気持ちで謝ってしまいましょう。
■双方から信頼される
メリット③ 双方から信頼される
他人の失敗を自分が謝ることで得られる最大のメリットが、コレだと思います。
失敗ってマイナスなイメージですが、その後の対応を上手くやれば、一気に自分の株を上げるチャンスに変わるんです。
何もなければ、自分の株なんてそんなに変わらないですもんね。
そう、失敗=大きな大きなチャンス到来!
だったら、「アイツのせいで」なんて言ってないで、早めに割り切る。
「やっちゃったもんは仕方ない!」
そして、失敗後の対応に誠心誠意を尽くす。
迅速に謝罪、解決策の提案、そして、迷惑をかけた相手の予想を上回る対応をする。
これができるのは、まさに失敗した時だけなんですね~。
その失敗で迷惑をかけた相手が怒ってる。
ただ謝るだけなら、その相手も予想できるでしょう。
その相手の予想をはるかに上回る、気持ちのいい対応をする。
以前、記事にしたけれど、クルマのリコールで迷惑をかけたお客に、修理+燃料満タンでクルマを返したみたいな対応をするってこと。
この辺の詳細は、以前クレーム対策の記事を書いたので、是非読んで欲しいと思います。
繰り返すけれど、失敗=大きなチャンス。
上手く切り盛りすれば、迷惑をかけた相手はもちろん、失敗した本人からも感謝されると思います。
そして、他人の失敗で謝ったあなたの株はウナギ登り。
どうです、もう謝らずにいられないでしょう!
■俺のエピソード
仕事のグループで、書類を封筒に詰めて発送する作業をしていました。
その責任者は俺。
7人のグループで、ワイワイ、ガヤガヤ、楽しく作業をしていました。
もちろん、封筒に入れる書類の枚数、種類は全員に伝達済み。
途中、俺は、封筒に貼る宛名のラベルを印刷するため、短時間だけその場を離れました。
副責任者も、きちんと枚数などをきちんと把握していました。
だからこそ、俺はその場を離れられたんです。
俺が戻った時には、全員から「作業完了です、封筒も閉じました」と笑顔の報告。
■翌日、電話が殺到
翌日、封筒を送った先から1件の電話が。。
「中の手紙には、カードが2枚って書いてあるけど1枚しか入ってないんです」
入れ忘れだと思った俺は、その人に個別に届ける旨を約束。
すると、その後あらゆるところから電話が殺到。
「カードが1枚しか」、「カードが1枚だけ」、「カードが1枚です」
ここで確信。
そう、確認したら、本来カードが2枚入れてあるべきなのに、1枚しか入れなかった。
俺は絶句・・・。
「あれだけ説明したのに」、「副責任者だって分かってて、一緒に2枚分準備したのに」
そしてため息。
「なんで俺が・・・」
■やっちゃったもんは仕方ない!
でも、すぐに気持ちを切り替えた。
「やっちゃったもんは仕方ない!」
電話をもらった人それぞれに、枚数を間違った事実を認めて謝罪。
当日のうちに、カードを準備して、詫び状と一緒に追走。
結局、1人で夜中の3:00までかかって作業。
■感謝される俺
一緒に封筒詰めをしたメンバーからは謝罪。
特に、副責任者は必死で謝っていました。
それに対して・・・
「説明が足りなくて、しかも最終確認をしなかった俺が悪いんだよ」
「これも、良い思い出じゃん」
「やっちゃったもんは仕方ないから、これからも楽しく仕事しよう」
そんなこと言っているうちに、なんだか俺は気分が良くなっていく。
そして、迷惑をかけたはずの送り先からも、「迅速な対応、丁寧な詫び状、心のこもった梱包だった」って感謝される始末。
そう、失敗の大ピンチを大きなチャンスに変えて、自分の株を上げる成果をあげられたんです。
■皆ができないことをする
他人が失敗した時に「お前、俺に迷惑かけやがって」って言うのは誰もができること。
でも、誰でもできることを同じくしていたら、結局その他大勢で終わってしまいます。
成長するため、成功するためには、皆ができないことをやる。
繰り返すけれど、他人が失敗した後の対応の正解は、謝るの一択。
また繰り返すけれど、失敗は大成功に変えるための、またとないチャンス。
だったら、気持ちよく自分が謝って、大きな成果を上げてしまいましょう。
「ゲッ、また誰かが失敗した」
さあ来ましたよ、大チャンスが!
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