良い人って言われているうちはダメ!な理由

未分類

■あなたは、労わられると嬉しいですか?

「大変だったね」、「がんばったね」、「かわいそうだね」などなど。

人から労わられること、あると思います。

こんな時、あなたはどう感じますか?

そんなに言われるとまんざらでもない。

結構いい気分になる人も多いんじゃないでしょうか。

 

■ちょっと考えてみて

人から労わられること。

もちろん、相手の人から見たら、あなたが大変な思いをしたから、心から労わっているんです。

でも、労わられるって、どうでしょうか。

ちょっと考えてみたいと思います。

 

■目上の人を労わる

あなたは一般の平社員。

そして、社長が1日中たくさんの来客に対応している姿を見ました。

「がんばりましたね」って思いますか?

 

■俺のエピソード

職場で俺よりも1つ上の役職の先輩がいます。

退勤時間直前、その先輩に急な用件で来客がありました。

俺は定時で帰宅。

翌日、先輩に聞くと「あの後2時間くらい対応したんだ」

俺は、「それは大変でした」って声をかけたけれど、

“かわいそう”だとか“がんばったね”なんて発想は思い浮かばず。

周りも、特に普通のこととして捉えていました。

 

■俺の場合は

そして、数日後。

今度は俺の方に突発の仕事。

退勤時間を過ぎても終わらず、大幅に残ることになってしまいました。

翌日、いろいろな人から「大変だったね」とか「疲れたでしょ」なんて声をかけられて。

挙句の果てには、ジュースの差し入れまでいただいてしまいました。

 

■そして気づき

最初のうちは、「大したことじゃないから、そんなに労ってもらわなくても」みたいな感じで、大分気分よく過ごしていたけれど・・・

「ん、先輩には誰もこんな対応しなかったよな」って気づきました。

「もしかして、俺ってまだまだ半人前?」

 

■労いは悪いことじゃないけれど

「お疲れ様」、「大変だったね」

労われるのは悪いことじゃない。

労った方だって、陥れようとか、悪気があって労ってるわけじゃない。

でも、先輩と俺でこの違い。

みんな、きっと無意識のうちに差別化してるんだって感じました。

 

■無意識で差別化される理由

無意識のうちに差別化されてしまう理由をいくつか考えてみました、俺なりに。

・仕事に対しての気持ちの甘さ。

・頼りがいのなさ。

・リーダーシップのなさ。

・貫禄のなさ。

・見た目の優しさ。

これ以上書き出すと、自信を失いそうなので、この辺でやめときます(汗)

 

■労うのは・・・

労う側の視点から考えると、「大変だったね」とか「かわいそうだったね」って思う相手は、俺のことを自分と同等か下に見えているんだと思います。

だから、「遅くまで残ってかわいそう」って気持ちになる。

逆に、自分よりも上の人に見ていたら、「残って仕事して当たり前」とか「この人に任せておけば大丈夫」みたいな安心感があるんだと思います。

それが俺には欠けているんじゃないかってこと。

 

■良い人だねって言われるのも

同じ理由で、「良い人だね」って言われて気分が良くなっているうちは、まだまだ半人前ってことだと思います。

「良い人だね」って言っている側の立場から見れば、自分に危害を及ぼす心配がないからこその「良い人」って意味合いが強いと思います。

 

■される側じゃなくてする側になれ

こんな感じで、労われたり、良い人だって言われたり。

相手からされる側の立場のうちはまだまだ成長が必要ってことだと思います。

もっともっと自分を高めていけば、自然とする側になれるんじゃないかと思います。

と言うことで、まだまだされる側の立場の俺の視点から見て、どうすればする側になれるのかを考えてみました。

 

■自信を持つ

その① 自信を持つ

自分に自信がないとオドオドしたり、相手の顔色をうかがったりするようになってしまいます。

そうなると、相手から見るとあなたは完全にされる側。

「大丈夫?」って心配されたり、「良い人だね」って言われたり。

逆に、自信を持って、堂々と行動したり、ズバッと決断したりできるようになれば、周りの見る目も変わって来ると思います。

でも、威張ってしまってはダメ。気持ちは謙虚、振る舞いは堂々と。

過去に記事にまとめたので、そちらもご覧になってください。

謙虚になれ。でも、気を付けるべきは振る舞いまで謙虚にする必要はないと言うこと

 

■気遣いができるようになる

その② 気遣いができるようになる

周りへの些細な気遣いの積み重ね。それがあなたの成長につながります。

気遣いされる側からする側へ。

常にアンテナをビンビンにして、気遣いできるように意識してみてください。

きっと、あなたもする側に移れると思います。

 

■“する側”だと思って行動する

その③ 自分は“する側”だと思って行動する

人は、意識することで変われます。

自分がこうなりたい!って思って行動すると、必ずその通りになれます。

だから、強く思って行動する。

「俺はする側だ!」

そうして毎日振る舞うことで、いつの間にか“する”側になっている自分に気付くと思います。

 

■どうせだったら

心配されたり、労われたり、良い人って言われたり。

それはそれで良いもんかも知れませんが、いつまでもされる側では物足りなくなると思います。

自分の価値を高めて、人から慕われる。

これも、成長していくことの醍醐味なんではないでしょうか。

まずは少しずつでもいいから、一人前を目指して。

たくさんの人に与えられる存在になるのも良いもんかも知れません。